このドラフトでは、2019年の秋のドラフトで1位指名を受けた佐藤直樹選手(ソフトバンク)が含まれる12球団の12選手が新たな移籍先を決定しました
現役ドラフトの目的と方法
現役ドラフトは、所属選手の出場機会を増やすための制度で、各球団は自チームの保留選手名簿から「外国人選手」「複数年契約選手」「育成選手」などは除外し、2人以上の選手リストを提示しますそして他球団から必ず1人を獲得することが義務付けられています
会議は非公開で行われ、移籍選手の名前のみが公表される仕組みです
指名の流れと変更点
今回の大会では各球団が獲得希望選手を「予備指名」とし、最も多く指名された球団から「本指名」が行われましたまた、今シーズンからは2巡目指名の規定が見直され、指名意思がなくても選手を移籍させることが可能となる新しいルールが追加されました
しかし、2巡目指名は実施されなかったため、議長を務めた日本野球機構(NPB)の保科求己氏はこの結果について検証が必要であると述べました
選手たちの新たなスタート
今回の現役ドラフトでは、各選手が新たなチームでの挑戦に意気込みを見せていますたとえば、佐藤直樹選手は「楽天で浅村選手とプレーするのが楽しみ」とコメントし、過去の経験を強く意識した発言をしています
また、井上広大選手もラストチャンスを感じており、結果にこだわる覚悟を示しました
指名された選手一覧
| 球団 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|
| ソフトバンク | 中村稔弥 | 投手 |
| 日本ハム | 菊地大稀 | 投手 |
| オリックス | 平沼翔太 | 外野手 |
| 楽天 | 佐藤直樹 | 外野手 |
| 西武 | 茶野篤政 | 外野手 |
| ロッテ | 井上広大 | 外野手 |
| 阪神 | 浜田太貴 | 外野手 |
| DeNA | 浜将乃介 | 外野手 |
| 巨人 | 松浦慶斗 | 投手 |
| 中日 | 知野直人 | 内野手 |
| 広島 | 辰見鴻之介 | 内野手 |
| ヤクルト | 大道温貴 | 投手 |
キーワード解説
- 現役ドラフトとは? 出場機会の少ないプロ野球選手が新たなチームへ移籍する制度です。
- 予備指名とは? 各球団が希望する選手を事前に指名することで、ドラフトでの本指名に備える方法です。
- 本指名とは? 予備指名で最も選ばれた選手が、実際にドラフトで選ばれることを指します。
- 選手保留名簿とは? 各球団が所有する選手のリストで、取引の際に保留されている選手が記載されています。

