10月29日、甲子園球場で行われたゲームで、阪神の先発投手・高橋が第5回表に周東からの打球が利き腕の左肘を直撃し、緊急降板するアクシデントが発生した
このため、阪神は僅か1死満塁というピンチに、ベンチから畠を急遽起用
これは、先発投手が怪我により投球を続けられなくなるケースを指し、通常、将来を期待される若手選手が緊急で登板することが多いが、畠はこの機会をしっかりと活かすことに成功した
畠は初打席で柳町に左犠飛を打たれ、早速0-2とリードされる苦しい状況となる
その後、山川への四球で再び満塁のピンチを背負ったが、ここでの栗原との勝負が試合の流れを変えることになる
カウント1-2と追い込むと、畠は144キロの渾身のストレートで空振り三振を奪った
捕手の坂本がそのボールをキャッチすると、畠は思わずクルッと回転し、拳を握りしめてガッツポーズを見せた
ベンチに戻る際の表情は安堵感や充実感にあふれており、「さあ、行こう!」と声を出してグラウンドに向かう姿は、試合の流れを変える瞬間として印象深かった
この様子はSNSでも大きな話題となり、「畠ありがとう」「カッコ良すぎる!現役ドラフト神すぎる」といった賛辞が寄せられた
試合中のアクシデントは常に競技に影響を与えるものですが、畠選手がその瞬間をしっかりと活かした点が光ります。若手選手が重圧の中で結果を出す姿は、今後の阪神にとっても大きな希望となるでしょう。緊急登板にもかかわらず、彼自身の成長を感じさせるプレーに期待が高まります。
キーワード解説
- 緊急登板とは?ピッチャーが怪我や何らかの理由で先発を務められなくなった際、ベンチから急遽呼ばれることを指します。
- ガッツポーズとは?嬉しいことや勝利を祝うために、拳を強く握りしめたり、腕を上げたりするジェスチャーです。
- 渾身とは?全力を尽くす、力を込めるという意味で、特にスポーツにおいて全ての力を注いだプレーを指します。

