阪神、連敗の苦境から脱出なるか?日本シリーズ第4戦の振り返り

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【今中慎二の目】◇29日 SMBC日本シリーズ第4戦 阪神2―3ソフトバンク(甲子園)  阪神タイガースが本拠地の甲子園球場でソフトバンクホークスに敗れ、連敗を喫しました

初戦を勝利した後、続く3連敗でソフトバンクに日本シリーズ制覇への王手をかけられています

試合の中で特に目を引いたのは、ソフトバンクの主砲・山川穂高選手のパフォーマンスです

山川選手は、第2回裏でチームの先頭打者としてバックスクリーンにホームランを放ち、シリーズで3試合連続の一発となりました

この試合について、ネット裏で観戦していた中日スポーツ評論家の今中慎二氏は、「山川の状態の良さがゆえに、内角のストレートをしっかりと捉えられた」と評価しました

さらに、今中氏は、「もしあの打球がヒットやフェンス直撃の二塁打であれば、投手は仕切り直しを行える

しかし、ホームランは即座に得点をもたらすため、相手へのプレッシャーが増す」と指摘

特にこのシリーズでは、阪神打線が点を取れていないことがあり、山川選手の一発が非常に重圧となっています

対照的に、阪神の佐藤輝明選手や森下選手は、シーズン中は重要な本塁打を放ってきたものの、この日本シリーズでは未だにチーム本塁打はゼロです

今中氏は、「CSを4連勝で勝ち上がり、その後のゲーム間隔が開いたことも影響しているかもしれない

チームに流れを変えるためには、重要な選手の一発が必要だ」と語りました

昨年も、横浜DeNAベイスターズが連敗から4連勝を果たし、ソフトバンクを下して日本一になった事例も例に挙げ、「何がきっかけで流れが変わるか分からない」と、逆転を期待する姿勢を示しました

セ・リーグ王者である阪神タイガースの意地に期待が寄せられます

阪神タイガースの現状は厳しく、日本シリーズ第4戦での連敗は選手達にとって大きなプレッシャーとなっていることが分かります。一方で、ソフトバンクの山川選手の活躍が試合に大きな影響を与えています。逆転のチャンスがある限り、阪神がどのように打開策を見出すのか注目です。
キーワード解説

  • 日本シリーズとは?:日本のプロ野球の最高峰を決めるリーグ戦で、セ・リーグとパ・リーグの優勝チームが戦います。
  • ホームランとは?:野球でボールがフェンスを越える打球で、安打の中でも得点がするとても重要な結果となります。
  • 内角とは?:野球における投球時、打者側に近い位置に投げられるボールのことを指します。

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