29日、茨城・つくば市の筑波大施設で、阪神の畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた岡城選手は、プロの舞台での目標を「盗塁王」に掲げた
筑波大初の阪神選手
岡城選手は筑波大学史上初めて阪神に指名された選手で、一般入試で入学し、同大学の川村卓監督のもとでプレーを磨いてきた川村監督は動作解析の専門家であり、岡城選手はバイオメカニクスの手法を用いて、自身の成長を促進している
自己探求による俊足の向上
岡城選手は、自己の能力向上に対して高い意識を持ち、特に脚力や走力を強化するために、様々な種類のスクワットを取り入れてトレーニングを行ったその結果、50メートル走のタイムが高校時代の6秒2から5秒82に短縮された
また、昨冬の大学日本代表候補合宿では、野手27人中トップの記録を達成し、自信を深めた
名選手・近本光司から学ぶ姿勢
阪神には、近本光司外野手(30)という4年連続盗塁王の実績を持つ選手が存在する岡城選手は「近本選手は哲学的だと耳にしているので、お話ししてみたい」と、その思考やプレースタイルに学ぶ姿勢を示した
卒論のテーマにも込めた思い
岡城選手は卒業論文のテーマとして、「知的障がいのある子供たちと健常者が一緒に野球をするための環境や道具の工夫」を選んでいるこのテーマは、昨夏に西東京大会に特別支援学校として初めて単独出場した青鳥特別支援学校の経験から得たもので、彼は野球が誰もが楽しめるスポーツであるべきだと考えている
岡城選手は、「工夫をすれば、周りの人を巻き込んで一緒に楽しめる」と述べ、プロ選手としてだけでなく、社会貢献にも意欲を見せている
新たなステージに向けて、岡城選手の活躍に期待がかかる
今回の記事では、阪神ドラフト3位に指名された岡城快生選手の特徴と目標について詳しく報じられています。特に、彼が自己探求の結果、俊足を持つ選手に成長した点が興味深いです。また、彼の社会貢献に対する姿勢も印象的で、今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 盗塁王とは?:盗塁王は、プロ野球においてシーズン中に最も多くの盗塁を成功させた選手に贈られるタイトルのことで、走力が求められるポジションです。
- バイオメカニクスとは?:バイオメカニクスは、生物の運動を物理学的な観点から分析する学問であり、選手の動きを科学的に理解し、パフォーマンスを向上させるために使われます。

