投手から野手転向の西純矢、秋季キャンプで奮闘し支配下昇格を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月の秋季キャンプで注目を集めたのは、投手から野手に転向した西純矢選手の活躍である

高知・安芸のグラウンドで、彼は朝から夕方まで練習に打ち込んでおり、自身の成長を真剣に追求している

西純は、「高校時代も練習をしていたが、ここまでの努力は初めて

人生で一番練習したと思っています」と語り、彼の意欲を伺わせた

転向と新たな目標

ピッチャーから野手に転向するにあたり、西純は育成契約を結び、背番号も従来の15から120に変更した

彼の目標は何よりも「ファームの試合に出られるようになること」であり、そのために日々の練習を重ねている

秋季キャンプでの取り組み

秋季キャンプでは、全体メニューを消化した後、個別練習に取り組み、特に打撃に力を入れた

また、外野守備のノックを受け、走塁練習にも力を注いでいる

西純は「全身がきついっす」と肉体的な疲労を吐露したが、和田豊ヘッドコーチは「ピッチャーとは違う動きをするのでしんどいだろう」と彼を気遣った

将来の展望

西純は2019年秋に岡山・創志学園高からドラフト1位で入団

その当時は、超高校級投手としての評価が高かったが、2022年度には6勝、23年度には5勝を記録するも、2024年2月には右肘の手術を経験し、二軍でも登板機会を得られなかった

さらなる成長を見据えて
キャンプ中の対中日練習試合ではヒットを打ったが、北川博敏二軍打撃コーチは「まだまだ」と指摘し、さらなる鍛錬を促した

帰阪後のスポーツジムでの練習では一塁のポジションに就いており、「余計な脂肪が落ちてきているので、オフはもっと絞り込みたい」と抱負を語った

西純矢選手の投手から野手への転向は、プロ野球における希な挑戦であり、ファンとしては彼の成長を期待しています。秋季キャンプでの積極的なトレーニング姿勢は、将来的な活躍の可能性を示唆しています。特に、指導者たちからの期待も感じられ、今後の進展から目が離せません。
キーワード解説

  • 転向とは? 自分のポジションや役割を変更することを意味し、ここでは投手から野手に変わることを指しています。
  • 育成契約とは? プロ野球選手における契約形態の一つで、選手が支配下選手としての立場に昇格するまでの育成を目的としています。
  • ノックとは? 野球において、守備力を鍛えるために投球するボールを捕球する練習を指し、選手の反応や捕球技術を向上させます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。