オリックス・寺西成騎、充実のルーキーイヤーを振り返る

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オリックス・バファローズのルーキー投手、寺西成騎(23)は、2025年のプロ野球シーズンを振り返り、その充実した経験を語った

特に、プロレベルの厳しさを痛感したことが、彼にとって大きな財産であるという

寺西は、シーズンを通じて自分の投球フォームを確認しながら、自身のボールを投げることに重点を置いていたと述べており、「良いときは自分の投球ができるが、悪くなることもある」と、安定したパフォーマンスの難しさを実感していた

プロ初勝利とその後の苦悩

寺西は、6月13日の巨人戦で初勝利を飾り、続く西武戦でも2勝目を挙げたことから、今後のさらなる活躍が期待された

しかし、その後は厳しい試練が待ち受けていた

8月11日のロッテ戦では6回途中で2失点と力投したものの、その後の投球は不安定なものが多く、連続で5失点を記録するなど、勝ち星から遠ざかる結果となった

プロとしての壁に直面

寺西は、「中6日で回る難しさを感じた」と述べており、プロの先発投手として求められるコンディション調整の難しさを経験した

登板数を重ねる中で、体調管理や心理的な切り替えをしっかりと行う重要性を痛感している

改革への決意

安定した投球を目指し、寺西はネットスローというトレーニングに力を入れている

これは投手が自身の感覚や調子を認識するためのトレーニング方法であり、彼は「2軍では投手コーチに助言を受けることができたが、1軍では自分一人でできるようにしないといけない」と話し、自ら課題を見つめ直している

今オフには舞洲の室内練習場でトレーニングを続け、技術の向上に努めている

来季への展望
オリックスの先発陣は強力で、エースの宮城を筆頭に多くの実力派投手が揃っている

寺西は、来季に向けてさらにレベルアップが必要であると感じており、「2年目は開幕から1軍で戦いたい」と意気込んでいる

秋季キャンプでは、フォークボールの改良にも取り組んでおり、技術を向上させるために全力を尽くす姿勢を見せている

成功と挫折を経験した寺西にとって、充実したルーキーイヤーは次の飛躍への糧となるに違いない

プロ野球におけるオリックス・寺西選手のルーキーシーズンは、良い投球と課題を伴ったものであった。彼が経験した成功と挫折が、今後の成長につながることを期待したい。また、プロとしての厳しさを感じたことで、彼自身が一層の技術向上を目指す姿勢には感銘を受ける。
キーワード解説

  • ルーキーとは?新人選手のことで、プロスポーツにおいて初めてシーズンを迎える選手を指します。
  • 先発投手とは?試合の最初から登板し、試合の展開を作る役割を持つ投手のことです。
  • コンディションとは?選手の体調や技術状態を指し、良好な状態を保つことが試合でのパフォーマンスに影響します。
  • ネットスローとは?投手が投球フォームを確認するために、ネットを使用して行う練習方法です。
  • フォークボールとは?ボールを指先でひねることで、急激に落ちる特性を持つ変化球で、多くの投手が使用しています。

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