この受賞は、リーグ連覇と5年ぶりの日本一を達成したソフトバンクを代表する成績が裏付けとなっている
今年の投票状況
MVPの決定には、全国の新聞や通信、放送局に所属するプロ野球取材歴5年以上の記者が参加し、今年のパ・リーグでは229人の有効投票者がいた投票は3名を指定し、1位には5点、2位には3点、3位には1点が与えられ、最終的な得点が高い選手がMVPに選ばれる仕組みである
モイネロの圧倒的な成績
モイネロは先発転向2年目にして24試合に登板し、12勝3敗、防御率1.46という素晴らしい数字を記録した特に月間防御率においては、5、6、8月に0点台を達成
この成績からも分かるように、モイネロは特に優勝を争った北海道日本ハムファイターズ戦においても8試合で4勝1敗、防御率1.87を記録しており、それがMVP選出の大きな要因であった
他の受賞者たち
なお、モイネロの得点は983点で、2位にはフランミル・レイエス（257点）が入ったこのレイエスは本塁打と打点の2冠を達成するなど活躍したが、クライマックスシリーズではモイネロにその役割を譲ることになった
また、4位には日本ハムのエース伊藤大海が入り、最多勝と最多奪三振の2冠を獲得した
選手の多様な活躍
また、セ・リーグでは阪神タイガースの佐藤輝明がMVPを獲得し、阪神勢が得票の上位を独占したのに対し、パ・リーグでは日本ハム勢の躍進が目立つ結果となったモイネロ以外の受賞者もそれぞれが個々の役割を全うし、チームの成績を引き上げたことが評価されている
記者の投票結果
記者の投票結果としては、モイネロが1位、次いで杉山一樹と柳町達が続いた特に杉山は守護神として安定した投球を見せ、今季最多セーブを記録した選手でもあり、その評価は高い
ピッチャーとしての多様性と安定感が再評価されつつある
モイネロの受賞は、これからのプロ野球界においてもその価値を示すものとなるだろう
来季のさらなる活躍に期待が寄せられる
モイネロ選手の受賞は、選手個々の成績だけでなく、ソフトバンクのチーム全体の力量を示したものです。個々の選手が役割を果たし、高いレベルで競争し合った結果がこのような栄誉につながったことに注目したいと思います。
キーワード解説
- MVPとは？最優秀選手の略称で、シーズンを通じて最も優れた成績を残した選手に与えられるタイトル。
- 防御率とは？ピッチャーが投げたイニングあたりに失った自責点の平均を示す数字。数字が低いほど投手の成績が良いと言える。
- 選手層とは？チーム内の各ポジションに存在する選手のレベルのこと。層が厚いほど、故障時にもチームのパフォーマンスが落ちにくい。
