海外フリーエージェント権を行使した九里亜蓮投手がオリックスに移籍したため、昨季の開幕投手の穴を埋める新たな戦力の発掘が急務となっている
新井監督は「変化」をキーワードに新たな体制を整え、春季キャンプに向けて選手たちに競争を促す姿勢を見せている
「亜蓮が移籍したことで椅子が1つ空いた
奪い合ってほしいし、激しい競争が見たい」と語り、新たな才能の登場を期待している
現時点での先発ローテーションの中心には、大瀬良投手、床田投手、森下投手が位置し、その後の投手争いがどうなるか注目が集まる
昨季131回2/3を投げた九里の存在は大きかったが、今季は若手投手たちの成長が鍵を握ることになるだろう
新井監督は、「常広と玉村の2人は頭一つ抜けている感はある」と言及し、特に玉村昇悟投手は昨季、15試合に登板し4勝5敗、防御率2.96を記録
夏に行われた2戦連続完投勝利は、彼の成長を象徴するものであり、「亜蓮さんが抜けたことで、このチャンスを活かしたい」と意気込んでいる
また、常広羽也斗投手は昨季、初めてのプロ登板での勝利を収めた新星
150km超の直球と鋭いフォークを武器に1年間1軍生活を目指している
アドゥワ誠投手や森翔平投手も先発争いに名を連ね、ドラフトから加入した即戦力となる佐藤柳投手や鈴木投手もその仲間である
ファームでも斉藤投手や高橋投手らが競争に加わり、特に斉藤投手は黒田球団アドバイザーの指導を受けながら、プロ初登板だけでなくローテーションに入れるよう挑戦を続けている
昨年は西川龍馬選手の穴を埋められなかった新井監督だが、今回は「若い投手には『俺が、俺が』と競ってもらいたい」として、先発ローテーションの争いに期待を寄せている
新井監督の求める激しい競争は、若手投手にとって成長の機会となり、チーム全体の底上げにも繋がるでしょう。新たな才能がどのように開花するのか、春季キャンプが待ち遠しいですね。
ネットの反応
広島カープの先発ローテーションについて、多くのファンがコメントを寄せました
特に、九里選手の移籍がもたらす「穴」を埋める候補について、さまざまな意見が交わされています
まず、現在の先発投手陣については「軸となる3人は決まった」や「先発候補はたくさんいる」という意見が見られ、若手選手に対する期待感が色濃く出ています
球団や監督が若手の育成に力を入れる中で、特に常廣選手の台頭を願う声が多いのも特徴です
「今年残り3枠」という状況から、「高い次元での勝負がしたい」という意見があり、競争が必要だと感じるファンも多いようです
さらに、昨シーズンの失敗を繰り返さないためにも、先発投手の柱を固定する必要があるとの声も寄せられています
強力な投手や新外国人の加入が求められ、「打撃陣の奮起だけが頼り」と指摘するコメントもあり、投手陣よりも打撃力の向上が急務であると訴える意見が目立ちました
また、過去のチーム状況に触れ、優勝チームではないため単純に穴を埋めるだけでは不十分だとする意見もありました
ファンの期待と不安が入り混じる中、新井監督の下で広島カープが次なるステージへ進むことができるのか、注目が集まります
ネットコメントを一部抜粋
ローテを6人で回す必要は全くないと思う。
アドゥワや玉村は5番手6番手で投げてた投手だからそういう意味では常広や斉藤など昨年1軍でほとんど投げていない投手が出てこないと真の穴埋めにはならないと思う。
大卒2年目の常廣の台頭を願う。実力はあるんだから。
やっぱり先発の軸の固定は必須だよなぁ。
キーワード解説
- フリーエージェント権とは?:選手が契約期間満了後、他チームと自由に契約を結べる権利のこと。
- 防御率とは?:投手が投げたイニングに対して、どれだけの得点を許したかを示す指標で、低いほど優秀な成績とされる。