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上田二朗氏、東海大入寮日に開幕投手の役割を託される

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元阪神タイガースのアンダースロー投手で現在は野球評論家として活躍する上田二朗氏が、大学1年時に開幕投手を務めた際のエピソードを明かしました

1966年春の首都大学リーグにおいて、上田氏は入寮したその日に大役に指名されたという驚きの内容でした

緊急事態の開幕投手指名

「入寮日に開幕投手」という通常では考えられないような起用は、当時の東海大学の岩田敏監督からの突然の命令によるものでした

上田氏は「言われた時は何のことか、よくわかっていませんでした」と当時の戸惑いを語ります

高校時代には甲子園での活躍がなく、大学に入ってからもあまり練習していなかった上田氏が、いきなり先輩選手を押しのける形で大役を任されることは、周囲にとっても驚きでありました

岩田敏監督の期待

岩田監督は、「松前総長が提唱した新しいリーグでの日本一を目指すためにお前を獲った」と語り、開幕投手に選んだ理由を説明しました

さらに、シーズンが始まる前に様々なチームとのオープン戦で投げさせることを約束し、それに耐え得る体力を求めました

これが上田氏にとっての大きな挑戦となったのです

大学生活の始まりとそのプレッシャー

上田氏にとって、入寮した初日から開幕投手としてのプレッシャーにさらされる生活が始まりました

実際の試合が迫る中で、精神的なストレスも大きかったと振り返っています

だが、その経験が後の彼の成長に繋がる重要なステップであったことは間違いありません

まとめ
上田二朗氏の大学時代のエピソードは、若者にとっての開幕投手になることの重みやその期待を象徴しています

初めてのことだらけの環境で、開幕投手という重責を担うことは、並大抵のことではありません

それでも、彼は見事にその役割を全うし、その後のキャリアへと繋げていきました

上田二朗氏の話は、若者が新たな挑戦に立ち向かう姿勢を示しています。特に、何も準備がない状態から重要な役割を担わされることは、プレッシャーや緊張を伴いながらも、その経験が大きな成長の糧になることを教えてくれます。
キーワード解説

  • アンダースローとは?:アンダースローは、投手がボールを地面に近い位置から投げる投法のことです。この投法は、球の回転や角度に独特の特性があり、打者にとっては打ちにくい場合が多いと言われています。
  • 首都大学リーグとは?:首都大学リーグは、東京都を中心とした大学の野球リーグで、競技レベルが高く、多くの優秀な選手が集まります。このリーグの中で、日本のプロ野球選手が数多く輩出されています。

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