日本ハム・孫易磊、プロ初先発で悔しい降板も将来に期待のプレー

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◇11日 ソフトバンク―日本ハム(みずほペイペイドーム) 来日2年目で初めての先発登板を果たした日本ハム・孫易磊(スン・イーレイ)投手が、ソフトバンク戦での試合に臨みました

結果は3イニング⅓を投げて2失点

しかし、その内容は期待を抱かせるものでもありました

孫投手は初回、万波中正外野手の18号ソロホームランによってリードをもらい先発デビュー戦に臨みました

しかし、リードを守ることはできず、悔しい結果で降板となりました

最速150キロを記録する直球に加え、多様な変化球を駆使する投球スタイルが印象的でした

初回から2回までは無失点と好調な立ち上がりを見せた彼ですが、3回には2死二塁の場面でフルカウントから近藤選手に外角低めに投じたスプリットが運よくヒットになり、同点打を浴びました

このように、スプリットとはバッターが打ちやすいと思わせるための変化球で、直球と見誤らせることでチャンスを作る投球法です

続く4回には、先頭打者に四球を与え、さらに1死一塁の場面で甘いスプリットを連打されて満塁の窮地に追い込まれてしまいました

ここで新庄剛志監督が交代を決断し、上原健太投手がマウンドに上がりました

孫投手は苦しい表情を浮かべつつマウンドを降り、その後の展開が気になります

上原投手はピンチを迎えましたが、牧原選手に右前打を打たれたものの、後続を打ち取って最少失点で切り抜けました

このように、チームとしての結束力が見える場面もありました

孫易磊投手の初先発の結果には悔しさも残りましたが、その投球内容には将来への期待が見えました。特に直球と変化球の使い分けがしっかりできており、次回の登板での成長が楽しみです。監督の早期の位点交代も、チーム全体を考えた動きだと感じます。
キーワード解説

  • スプリットとは? 変化球の一つで、投手がボールを指で分けて握り、投げることで打者にとって軌道が読みにくくなる球種です。

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