中学硬式野球の日本一決定戦が開幕
中学硬式野球の日本一を決める「第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」が12日、東京・大田スタジアムなどの8会場で行われました初出場の多摩川ボーイズ(ジャイアンツ U15 ジュニアユース、東京)は、横浜都筑リトルシニア(神奈川)との接戦を制し、7-5で初陣を飾りました
接戦を制した多摩川ボーイズ
試合は、多摩川が3回に2点を先制され、追う展開となりましたしかし、5回に1番の井端巧の中前打を足がかりに1点差に迫り、6回には6番の原悠翔と8番の渡邉颯音が三塁打を放ち、一挙に3点を奪って逆転しました
監督の手腕と選手たちの奮闘
先発投手の山口裕海を含む3投手の継投により、横浜都筑の反撃を封じた多摩川ボーイズ片岡保幸監督は、「追いかける展開だったが、(点を)取られたところを取り返していたので、流れは来ると確信していた」とコメントしました
敗れた横浜都筑の反省
敗れた横浜都筑の伊藤洋一郎監督は、「2年生チームとは思えない選手の質があったが、大事なところでミスが出て力負けしてしまった」と振り返りました今後の展望
リトルシニア3連覇の世田谷西リトルシニアや、今春のボーイズ王者・愛知尾州ボーイズなども勝ち上がっており、ベスト8をかけた2回戦が13日に行われます順調に日程が進めば、17日の東京ドームでの決勝で新たな王者が決定される予定です
1回戦結果
| チーム名 | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|
| 多摩川ボーイズ(東京) | 7-5 | 横浜都筑リトルシニア(神奈川) |
| 武蔵嵐山ボーイズ(埼玉) | 12-5 | 豊田リトルシニア(愛知) |
| 愛知尾州ボーイズ(愛知) | 11-1 | 鳥取中央リトルシニア(鳥取) |
| 取手リトルシニア(茨城) | 3-0 | 東広島ボーイズ(広島) |
| 旭川大雪ボーイズ(北海道) | 6-1 | 秋田北リトルシニア(秋田) |
| 仙台太白リトルシニア(宮城) | 14-6 | ヤング湊クラブ(兵庫) |
| 兵庫伊丹ヤング(兵庫) | 5-2 | 白山リトルシニア(石川) |
| 佐倉リトルシニア(千葉) | 1-0 | 岐阜中濃ボーイズ(岐阜) |
| 北摂リトルシニア(大阪) | 3-2 | 曽於ヤングスターズ(鹿児島) |
| ポニー佐賀ビクトリー(佐賀) | 5-4 | 堺泉北リトルシニア(大阪) |
| 世田谷西リトルシニア(東京) | 10-0 | 大阪南海ボーイズ(大阪) |
| 八幡南ボーイズ(福岡) | 4-3 | 橿原磯城リトルシニア(奈良) |
| 湖南ボーイズ(滋賀) | 4-0 | 調布リトルシニア(東京) |
| 中野リトルシニア(長野) | 6-3 | 宇和島ボーイズ(愛媛) |
| フレッシュ福岡ウイングス(福岡) | 2-1 | うるまボーイズ(沖縄) |
| 富士見リトルシニア(埼玉) | 8-4 | 湘南ボーイズ(神奈川) |
キーワード解説
- ジャイアンツカップとは?:中学硬式野球の全国大会で、多くのチームが参加する重要なイベントです。
- 接戦とは?:得点差が少なく、最後まで勝敗がわからない白熱した試合のことを指します。
- 継投とは?:試合中に異なる投手が交代で登板することを意味し、チーム戦略の一環です。

