試合は、3回の裏に展開し、巨人が0―0の状況から一気に4点を先行する形になりました
試合の流れを変えた重要なプレー
試合の先制点は、2死三塁の局面で訪れました巨人の泉口友汰が放った打球は大きく弾んで二塁方向へ飛び、中日・田中幹也がファンブルするというミスを犯しました
これにより、巨人は幸運な1点を得ました
中日の投手、大野雄大の乱れ
この得点によって気落ちしたのか、マウンドにいた中日ベテラン投手の大野雄大は制球が乱れ、次の打者キャベッジにフェンス直撃の左越え適時二塁打を許しましたこの追加点により、試合の流れがさらに巨人に傾くことになりました
岸田行倫、試合を決定づけるホームラン
さらに、続く岸田行倫がフルカウントから来た真ん中の直球を振り抜き、左翼席への2ランホームランを放ちましたこれにより、岸田は自身のプロ8年目にして自己最多となる今季5本目のアーチを記録しました
岸田は試合後、「キャビー（キャベッジの愛称）がいい形でつないでくれたので、流れに乗っていけました」と語り、仲間への感謝の意を示しました
チームの拙攻を救った相手のミス
実際、泉口の打席の直前に、佐々木俊輔が1死一塁から右前打を放つも、走塁判断を誤り一、二塁間で挟まれてアウトとなっていましたこの場面での拙攻は流れを手放しかねないものでしたが、中日の守備ミスによって再び流れを引き寄せることができたのです
今回の試合では、巨人が中日のミスを巧みに突き、勝利を収めたのが印象的です。ゲームの流れの中で、相手のエラーを逃さずに得点につなげる能力は、いかに重要かを示しています。また、岸田選手の活躍もチームの士気を高める要因となったでしょう。
キーワード解説
- ホームランとは？：ボールを打者が打って、フェンスを越えた場合に得られる得点のこと。
- ファンブルとは？：野球において、守備側が打球を処理できずにミスをすること。
- 適時打とは？：得点を獲得できるタイミングで打たれるヒットのこと。
