この試合は、先発投手・大竹の不調が影響し、5回途中で9安打7失点という結果でした
大竹は対広島戦では通算13勝1敗、防御率0.99を誇る投手であり、意気込みも強かっただけに、この結果はファンにとって驚きでした
試合後、藤川球児監督（45）は「今日は広島打線の方が上回った」と淡々とした表情を浮かべ、チームの現状を冷静に受け止めました
また、2位の巨人とのゲーム差は11と、阪神チームとしてはまだ余裕を持った状況にあります
注目すべきは、この日のスターティングオーダーに、今季セ・リーグ本塁打王かつ打点王の佐藤輝明内野手（26）と、首位打者の中野拓夢内野手（29）がベンチスタートしたことです
中野は6回から守備に出場しましたが、佐藤は最後までプレーせずにベンチで温め続けました
監督がこの「飛車角落ち」とも言える布陣を選んだ理由について、自らの口からは明言しませんでしたが、佐藤と中野は「監督、コーチと話し合った結果」とし、これは負傷による措置ではなく、主力選手に休養を与えるための意図的な決定であったことを示唆しました
特に、8月の酷暑は選手にとって体力を消耗させやすく、今シーズンの疲労がより顕在化しやすい時期です
さらに、7月のオールスターゲームに阪神から9選手が出場したことも影響し、ある主力選手は「正直、休みたい気持ちもあります」と本音を漏らしていました
ポストシーズン出場が確実視される阪神にとって、最長で11月上旬の日本シリーズまで戦い続ける必要があり、適度な休養は不可欠です
藤川監督も就任以来、選手のコンディション管理や負傷予防に力を入れており、この日の試合も選手管理とリスクマネジメントの一端が見えた試合となりました
今回の阪神の試合は、選手の状態を考慮した布陣が話題となりました。主力選手を休ませることは短期的には負けにつながるかもしれませんが、長いシーズンを見越した戦略的な判断と言えるでしょう。今後の試合でも、このような選手管理が活かされることが期待されます。
キーワード解説
- 鯉キラーとは？：特定のチームに対して優れた成績を残している選手を指します。阪神の大竹は広島戦での成績が良いことから、この称号がつきました。
- 防御率とは？：投手が与えた得点を元に算出される指標で、数字が小さいほど投手の成績が良いとされます。
- スタメンとは？：スターティングメンバー、つまり試合開始時に出場する選手たちのことです。
- 負傷予防とは？：ケガを防ぐための対策や管理のことを指します。選手の健康を守る為に重要です。
