阪神、広島戦でスタメン変更も9-2で敗戦、次回に向けた充電完了宣言

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◇セ・リーグ 阪神2―9広島(2025年8月12日 マツダ)阪神タイガースの藤川監督は、広島カープとの試合において大幅なスタメン変更を行った

重要な選手である中野選手は昨年7月17日の巨人戦以来、4番を務める佐藤輝選手も4月9日のヤクルト戦以来、ベンチスタートとなった

主力選手への休養を与えると同時に控え選手に出場機会を確保する狙いがあった

藤川監督は変更の理由について「その辺はまあまあ」と多くは語らなかったが、佐藤輝選手が打率・154、中野選手が・071と、広島の投手床田選手との今季対戦成績も考慮した可能性がある

それでも、2番に熊谷選手、4番に前川選手を置いた新たな打順は序盤から機能し、期待が持てた

試合の3回には、大竹選手と近本選手の連打により2死一、三塁のチャンスを作り、前川選手の投手強襲の適時打と木浪選手の押し出し四球によって2点を先制した

藤川監督は「打線はいい流れで得点に結びつけることができていた

いい攻撃はできていた」と手応えを示した

主力選手をスタメンから外した狙いは成功し、佐藤輝選手は試合後「体調は全然大丈夫」と充実感を漂わせた

明日には「リフレッシュできたかが分かる」と、自身の回復を期待した

今季、降雨中止(ノーゲームを含む)明けの試合で4戦4勝を記録していた阪神だが、この日は黒星を喫した

敵地・マツダスタジアムでの連勝も6で止まり、3月30日以来の敗戦となったが、リーグ優勝への独走態勢には影響を与えないだろう

藤川監督も「今日は相手の打線が上回ったかなと思います」と冷静に振り返り、悲壮感は見られなかった

今回の試合では、阪神タイガースが主力選手を休養させたにも関わらず、序盤は好調な攻撃を見せた。しかし、広島カープの打線に圧倒され、敗戦を喫したことは示唆するところが大きい。チーム内の競争がさらなる成長を促すと個人的に考える。一方で、主力選手の体調管理が今後の試合に影響するため、適切な選手起用が求められる。
キーワード解説

  • スタメンとは?:試合に出場する選手のことを指し、試合開始時にディスプレイされる。
  • 選手層とは?:チーム内の選手の数や質のことを指し、控え選手のレベルも含まれます。
  • 適時打とは?:出場選手が走者を塁からホームまで返す成功を収めることを言い、得点に結びつく打撃を指します。

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