試合は12日に行われ、巨人の投手・森田が7回を無失点に抑え、初の先発から2連勝を飾った
試合の要所では敵の失策や、打者・岸田の2ラン本塁打などが光り、4点を先行した巨人に対し、中日は1回に満塁のチャンスを生かせず、3安打と沈黙する結果となった
森田が安定した投球で試合を支える
中5日でプロ2度目の先発マウンドに上がった森田は、初回から厳しい立ち上がりを見せた先頭打者のブライトに二塁打を打たれ、さらに送りバントと死球が続き、一死満塁の大ピンチを迎える
しかし、冷静な表情で投げ続けた彼は、相手のチェイビスを遊ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた
森田の投球スタイルは、ツーシームやフォークボールといった変化球を巧みに使うことにある
ファームでは直球の威力や精度を高めるため、多くのトレーニングを行ってきた
試合中盤では相手の中軸を低めに集め、直球で安定した投球を見せつける
「直球で右打者の内角を突けてから、変化球も有効に使えた」と森田は試合を振り返った
今春のオープン戦では、3登板3回3失点という成績を残していた森田だが、直球の精度を改善するために努力してきた
彼は「直球が良くないと、変化球も良くない
いかに強く低く投げられるかが重要」と語り、桑田二軍監督の教えを引き合いに出した
中日戦では、彼が尊敬しているベテラン左腕・大野との投げ合いにも成功し、無失点に抑えたことから、自信を深めている
「一軍の舞台でしっかりと結果を出していければ」と今後の意気込みを語った
巨人の若手投手、森田が中日戦で見せた安定した投球は、彼の成長を証明するものです。冷静さを保ちながら危機を乗り越え、無失点で試合を終えたことは、今後の彼の成績にも期待が持てる要素です。また、尊敬する大野との投げ合いを制したことは、モチベーション向上にも繋がるでしょう。
キーワード解説
- 無失点とは？：試合で相手チームに得点を許さないことを指し、投手の優れたパフォーマンスを示す。
- 投球スタイルとは？：投手が投球時に用いる技術や戦略のこと。直球と変化球の組み合わせがその代表例。
- 直球とは？：球速が速く、変化が少ないボールで、ピッチャーの基本ともいえる球種。
- 変化球とは？：球が投げられた後、軌道を変えるように投げられるボールのこと。スライダーやカーブなどが含まれる。
