これにより今季2勝目を挙げ、チームはリーグ優勝に向けたマジックを「27」に減少させました
前日の試合では9失点を喫していた阪神投手陣でしたが、高橋の圧巻のピッチングと及川、石井を合わせた3投手のリレーにより、チームは2-0で完封勝利を収めました
試合の展開
試合は高橋の完璧な立ち上がりから始まりました初回には、中村奨、ファビアンを内野ゴロに仕留め、3番の小園をツーシームで空振り三振に打ち取るなど、序盤から流れを引き寄せました
2回も末包、モンテロ、前川を外野フライに打ち取るなど好調を維持し、気が付けば5回終了時点でパーフェクトという内容でした
「ちょっと気持ち悪いな」と自身の調子を感じながらも、直球とツーシームを中心にした投球は、観客にも期待感を抱かせるものでした
守備の助けとピッチャーの功績
しかしながら、6回には先頭打者の佐々木に中前打を許し、初めての被安打となりましたその後、犠打によって一死二塁のピンチを迎えましたが、二死後の中村奨に左前打を打たれるも、高寺の素早い送球と小幡の強肩が連携し、ホームへのタッチアウトを成功させました
高橋は試合後、「守備に助けてもらった」と胸を張りつつも、自らの力投で苦しい打線を支えたことも間違いありません
復帰後の印象
高橋投手は昨年11月に左尺骨の手術を受けた後、7月15日に復帰その後のDeNA戦では317日ぶりの白星を記録し、今回の広島戦でも期待通りのパフォーマンスを発揮しました
自身の直球の状態について、「真っすぐがそれなりに良くなってきた」と自己評価し、今後の投球に期待感を持たせる結果となりました
監督の評価
藤川監督も「高橋がよく頑張ってくれましたね素晴らしかった」と評価し、チームの士気を高める要因となりました
強力な左腕がローテーションにいることで、阪神タイガースの優勝に向けた道筋は少しずつ明るさを増しているのかもしれません
今回の高橋投手のパフォーマンスは非常に印象的でした。自身の調子を冷静に理解しつつ、しっかりとした投球でチームを支えました。復帰後も状態が上向いている中、今後の試合でも彼の活躍が期待されます。特に、直球の精度が良くなってきたという自己評価もあり、今後更なる成長が期待されます。
キーワード解説
- ツーシームとは? ツーシームは、ピッチャーがボールを投げる際に、横回転をかけてボールを投げることで、打者の目の前で動く特性を持った球種です。通常の直球とは異なり、打者にとっては予測が難しいため、効果的に使用されます。
- 完封勝利とは? 完封勝利は、試合の終了まで相手チームに一点も得点させずに勝利することを指します。ピッチャーの力によるものが大きく、非常に高い評価を得る成績です。
- マジックナンバーとは? マジックナンバーは、あるチームが優勝するために必要な勝利数や相手チームの敗北数を示す数字で、プレーオフやリーグ戦では重要な指標となります。

