この試合で阪神の小幡が注目のプレーを見せ、チームに貢献した
六回裏、2点リードの状況で2死二塁の場面、高橋が迎えた初めてのピンチで、広島の中村奨に左前打を許した
二塁走者の佐々木が一気に本塁を狙う中、小幡は重要な役割を果たした
左翼の高寺から送球されたボールを、小幡は左翼寄りの芝生の部分で捕球し、すばやく捕手の坂本へと送球した
この時、小幡は「ワンバンをしっかり投げて、ラインを外さないようにと思って投げました」と述べるように、精度の高い送球を心掛けた
送球は若干三塁ベンチ方向にそれたものの、坂本が見事に捕球し、佐々木にタッチ
アウトの判定が下りると、坂本はガッツポーズで喜びを表現した
広島の新井監督からリクエストがあり、リプレー検証が行われたが、最終的な判定は覆らなかった
このプレーによって、広島の反撃を許さず、チームにとっての大きな失点を防いだ
若手時代の小幡はカットプレーが得意ではなかったが、現在は守備で多くの貢献をしている
田中内野守備走塁コーチは「カットプレーは３年ぐらい前まで苦手だった
ファームにいたときは真っすぐボールを投げられなかった」と語り、今の小幡は「チームの内野手で一番肩が強い」と称賛されるまでに成長した
小幡自身は「（高寺）望夢が捕って早く投げてくれて、誠志郎さんがナイスカバーをしてくれたので、僕というよりは２人かなと思います」と謙虚に語りながらも、自身の強肩と広い守備範囲、冷静な判断力で今後もチームを救っていくことが期待されている
今回の小幡選手のプレーは、チームの勝利にとって重要な瞬間を切り取ったものでした。小幡選手が素早く判断し、的確に送球したことで、広島の反撃を未然に防ぐことができました。特に、高寺選手との連携が光りましたが、彼も謙虚さを持って仲間を称えています。これからも小幡選手がその守備力を生かして、チームに貢献し続ける姿を見たいです。
キーワード解説
- カットプレーとは？：カットプレーは、外野手からの送球を内野手が受け取り、さらに素早く一塁や本塁に送球して走者をアウトにするプレーを指します。守備において非常に重要な技術の一つです。
