中日は13日の巨人戦(東京ドーム)で4-3の逆転勝利を収めた
この試合では、初回に3点を先制された中日だったが、5回に岡林勇希外野手(23)の右前打をきっかけに同点に追いつく
6回には、シーズン途中で加入したマイケル・チェイビス内野手(30)が一発を放ち、勝ち越しに成功
そのまま逃げ切る形で、貴重な勝利を手にした
柳裕也、友情の思いを胸に投球する
この試合で特に注目されたのは中日の先発・柳裕也投手(30)であるプロ通算50勝に到達した柳は、これまで158試合の登板を果たしてきた
しかし、その中でも特に印象深い登板があった
彼が「唯一」と語るその試合は、2021年7月8日の巨人戦
この試合の2日前、チームメートの木下雄介さんが練習中に倒れた出来事があった
柳は当時について、「あの時は試合中も雄介さんのことを考えていました」と振り返った
当時、彼は木下さんと非常に親しい関係にあり、プライベートでも過ごすことが多かった兄貴のような存在だった
そのため、心の葛藤を抱えたままの登板となったが、結果としては8イニングを投げ、4安打無失点の快投を収めた
この試合は柳にとってプロ通算27勝目となる
「今だったら松山と守護神争いをしていたんでしょうね」と柳は今の想いを語る
亡き友のことを心に留めつつ、これからもマウンドで勝利を重ねていく姿勢を示している
今回の中日の逆転勝利は、柳選手の個人的な思い出と友情が交錯した感動的な試合でした。木下選手との親しい関係が、柳選手の投球に大きな影響を与えていたことを知ると、スポーツの持つ人間ドラマを感じさせられます。このような背景があるからこそ、選手たちはより一層の力を引き出し、観客も感動します。
キーワード解説
- 柳裕也とは? 中日の投手であり、プロ通算50勝を達成した注目の選手。彼の投球スタイルは制球力の高さや多彩な球種が特徴で、チームのエースとして活躍している。
- 岡林勇希とは? 中日の外野手で、試合において重要な打撃を見せる選手。特にスピードと巧みなバッティングが評価されている。
- マイケル・チェイビスとは? MLBからシーズン途中に中日へ加入した内野手で、強打者としてチームの勝利に貢献する選手である。
- 守護神とは? 試合の最後を締めくくる役割を持つ投手のこと。試合の勝利を決定づける、大舞台に立つことが多いポジション。

