藤井は8回途中で6安打1失点という成績を残し、チームトップタイの5勝目を挙げた
しかし、彼の表情は険しかった
藤井は試合後のインタビューで、「今日は絶対、9回投げたいと思っていたので、あの連打は非常にもったいないなと思いますね」と語り、自己の限界を超えた投球への強い意志を見せた
試合展開は初回から波乱の連続だった
藤井は先頭の麦谷選手に死球を与えたが、続く宗選手を遊併殺に打ち取るなどその後のピンチをしのいだ
しかし、2回から6回の間は無安打の投球を見せ、7回までの投球ではスコアボードにゼロを並べ続けた
彼はプロ初の完投および完封を見据えており、「いけると、まあ、先は見ないようにしてたんですけど、いきたかったなという思いはありましたね」と試合後に振り返った
この試合に勝利した楽天は、オリックスに対して5連勝を達成し、ゲーム差を2に縮めた
藤井は「この2試合は絶対落とせないという話だったんで
昨日、古謝がいいピッチングしたんで、僕も負けてられないなという思いで
勝てて良かったです」とチームの勢いを引き上げる役割を果たしたことに安堵を示した
今回は、楽天の藤井聖投手の素晴らしいパフォーマンスが光った試合でした。しかし、彼が9回を投げることを目指していただけに、降板の際の表情が物語るように悔しさも見えました。プロ野球の舞台では一瞬の判断やプレーが勝敗を分けることが多く、藤井投手の次回こそは完全燃焼できることを願います。
キーワード解説
- 快投とは？：ピッチャーが相手打者を抑える投球をしっかりと行い、好成績を収めることを指す。特に、打者を多く抑え込むことで、試合を有利に運ぶ基盤となる。
- 連打とは？：打者が連続してヒットを打つことを指し、攻撃の勢いを強める重要なプレーである。
- 完投とは？：ピッチャーが試合のすべてのイニングを投げきること。完投には、チームに対して非常に大きな信頼と印象を与える。
- ゲーム差とは？：順位表において、対戦チームの勝利数や敗北数の差を表し、実力差を示す際に用いられる。
