この日はバンテリンドームで行われた「中日-DeNA」の対戦で、五回1死二塁の場面で上林選手の打順が回ってきた
上林選手はネクストバッターズサークルで素振りをしていたが、そこで使用していたバットから付いているリング状の重りがなかなか外れずに困惑
重りはスイングをする際の運動量を助けるために使われるもので、打撃練習中にスイングの際の重さを体感する目的で使用される
重りが外れない間、上林選手はあわてて一塁ベンチに向かい、松中打撃コーチに助けを求めた
ベンチ内では松中コーチが、上林選手のバットを受け取り、グリップエンドを下にした状態で何度もバットを上から下にたたきつけるも、重りは外れず
しかし、試合が待たされる中、ついにはベンチの階段部分にバットをぶつけて重りが取れ、試合は再開された
こうしたトラブルは選手にとって思わぬロスタイムとなるが、試合の流れを一時的に変える要因ともなり得る
上林選手の打席がどのように展開されるか注目が集まる中、このハプニングはファンの間でも興味を引くエピソードとなった
今回の事件は選手にとってはストレスフルな一幕だったが、ファンにとっては貴重なエピソードとなった。プロ野球の試合中に起こり得るトラブルは、緊張を緩和し、選手とファンの距離を縮める要因にもなりうる。
キーワード解説
- ネクストバッターズサークルとは?打席に立つ前の選手が、次の打席に備えて準備する場所を指します。
- リング状の重りとは?バットの先に取り付ける器具で、スイング時に筋力強化や動作の確認を行うためのものです。

