広島カープ・常廣羽也斗投手、苦境を乗り越え卒業へ邁進中
2023年のプロ野球ドラフトで広島カープに1位指名された常廣羽也斗投手（23）は、青山学院大学を留年しながら卒業を目指していることが報じられた彼のプロ入り後の経歴や、留年の理由、そして今シーズンの状況について詳しく探ってみる
プロ入り以来の苦しい道のり
常廣投手は、その華々しい才能で最速155キロのストレートとキレのあるフォークを武器に開幕ローテーション入りが期待されていたところが、プロ入り後はコンディション不良に悩まされ、シーズン終盤の9月にようやくプロ初登板を果たした
スポーツ紙の記者によると、卒業単位の不足が影響し、青山学院大学を卒業できなかったことが彼のパフォーマンスに大きな影響を与えたという
自主トレ期間中の勉強優先
卒業資格を得るために、常廣は自主トレ期間中に東京へ通い勉強を優先したため、調整が遅れたこの影響で、彼はプロのキャンプでも二軍スタートとなり、その後の状況は芳しくない
二軍での成績もよくなく、特に7月11日のソフトバンク戦では、6回11安打7失点という結果を記録し、一軍昇格への道は遠のいている
卒業に執着する理由
常廣が卒業にこだわるのは、大学入学に伴う推薦制度が影響している常廣は、野球の実績ではなく、指定校推薦制度で大学に入学したため、推薦の条件を守ることが自身や後輩に対して重要と強く感じているようだ
球団側も「卒業は本人にとって重要なキャリア」と位置付けており、サポートする意向を示している
今後の期待と抱負
常廣には、次のシーズンに向けて一日でも早く卒業証書を手にした姿を期待されている開幕ローテーション入りを果たし、自身の力を証明するための重要な道のりが今後待ち受けている
常廣羽也斗投手のストーリーは、多くの学生アスリートが直面する現実を映し出しています。勉強とスポーツの両立の難しさを示し、彼が卒業にこだわる姿勢は、高校生時代の苦労や後輩への思いから来ているのがわかります。今後、彼がどのようにこの試練を乗り越え、プロ選手としての道を切り開いていくのか、注目が集まります。
キーワード解説
- 留年とは？留年とは、学生が必要な単位を取得できず、翌年も同じ学年になってしまうことを指します。
- 自主トレとは？自主トレとは、チームが設定したトレーニングとは別に、選手が自分で立てた計画のもとで行う練習を指します。
- 推薦制度とは？推薦制度とは、特定の条件を満たした学生が、一般的な試験を受けずに大学に入学できる仕組みを指します。
