15日に行われた試合で、キャベッジは「4番・左翼」として先発出場し、同点で迎えた8回に決勝となる中犠飛を放ち、チームを5-6で勝利に導いた
しかし、彼の守備面に関しては不安を抱える場面もあり、現役時代に捕手として多くの経験を持つ野球評論家の野口寿浩氏が「ウイークポイントになる」と警鐘を鳴らした
試合の流れと守備の問題
問題が発生したのは試合の4回目阪神に2点を先制された後、2死二、三塁のシーンで、阪神の近本光司外野手の打球が左前に飛び込んだ
この打球によって三塁走者が生還し、キャベッジが捕球した際、二塁走者の小幡竜平内野手は三塁に達してスピードを緩めた
しかし、三塁コーチャーの判断で小幡は本塁へ突入
キャベッジの返球が一塁側に外れ、複雑なタイミングとなり、結果的に小幡は本塁に触れるのが早く、セーフの判定が下された
スコアラーの視点
野口氏は「このような守備の弱点は他球団のスコアラーも注視している」と警告するペナントレースが佳境を迎える中、わずか1点が勝利を分ける場面が増加している
試合の結果が示すように、巨人は4点ビハインドから逆転勝利を収めたものの、守備上の課題は今後の試合にも影響を与える可能性がある
今後の懸念点
キャベッジは岡本和真内野手が離脱中の今、4番打者として打線の中心にいる打撃が重要視される場面でも、守備のリスクを抱えつつスタメンに選ばれることは、チームにとって悩ましい選択である
野口氏は「守備位置の変更やチャージの練習が課題」とし、現場の対応策が待たれる
トレイ・キャベッジ選手の活躍と同時に、守備面での課題が浮き彫りになった試合でした。攻撃力はあるものの、弱肩というリスクを抱えているため、今後の試合に与える影響が懸念されます。戦略の見直しが求められそうです。
キーワード解説
- キャベッジとは?:トレイ・キャベッジは東京読売巨人軍に所属する外野手で、打撃力が高く、現在はチームの4番として重要な役割を果たしている選手です。
- ウイークポイントとは?:ウイークポイントとは、チームや選手における弱点や欠点を指します。これが露呈することで、他のチームに狙われやすくなります。
- セーフとは?:野球において、走者が本塁や塁に達したときに、守備側がアウトの判定を受けないことです。触れる前に走者が塁に達することが重要です。

