試合は同点で迎えた6回、先発投手の吉村貢司郎(27)が1死から広島のモンテロ選手に110キロのカーブを投げたところを左中間席へ打ち込まれ、勝ち越しのソロホームランを浴びると、さらに2死一塁からファビアン選手に左翼への2ランを許してしまった
この2つの本塁打は試合の流れを決定付ける決定的なものとなった
吉村投手はこの試合で6回を投げ、8安打5失点と奮わず、今季ワーストの14被弾という結果になった
高津臣吾監督(56)は試合後、吉村に対し、「(6回は)少し疲れが見えた
あのカーブは腕が振れていないため、打者からすればタイミングを外すことができなかった
さらにコントロールも悪く、狙ったところに投げられなかった」と改善を要求した
試合の後半、追い込まれたヤクルトは7回に反撃を試み、1死二、三塁でホセ・オスナ(32)が左前適時打を放ち、点差を2点に縮めたものの、その後の場面で山田哲人(33)が三併殺に倒れ、反撃はそこでストップした
高津監督は試合後に「今日の敗因は長打力と得点圏でのバッティングにあった」と述べ、攻撃面の課題を指摘した
また、ヤクルトの成績が昨季に続き苦戦している中、マツダスタジアムでの成績が23年から5勝24敗3分けと鬼門であることも影響している
試合前の思惑とは裏腹に、再び5位広島とのゲーム差は6となり、明るい材料が見えづらい状況が続いている
今回の試合では、広島の外国人選手の活躍が勝利の鍵となりました。特に吉村投手の失投が目立った一方で、ヤクルトは十分に反撃のチャンスがあったにもかかわらず、得点が伸ばせずに敗北を喫しました。今後、チームがどのように改善していくかが注目されます。
キーワード解説
- ソロホームランとは?:一人の打者が一発でホームランを打つことを指し、得点が1点加算される。
- コントロールとは?:ピッチャーが狙った場所に投球を投げる技術のこと。
- 得点圏とは?:得点が入る可能性が高いランナーがいる状態。

