試合のハイライト
この試合において緒方選手が出場したのは0―0の九回近藤健介選手が四球で出塁した際、小久保裕紀監督は即座に緒方を代走に送った
緒方は、その後のロッテ・益田直也投手の暴投を利用して二塁に進塁
益田投手の投球癖を思い出し、「変化球なら走るチャンスがある」と判断し、1死一、二塁の場面で牧原大成選手への初球でスタートを切る
活躍の裏にあった精神力
緒方選手は俊足を活かし、送球よりも早く三塁に到達直後、牧原選手の右前打でサヨナラのホームを踏み、チームに勝利をもたらした
緒方選手は2021年に育成5位でソフトバンクに入団し、昨シーズンの開幕前に支配下登録されると、代走や守備固めとして活躍してきた
再調整からの復帰
ただし、緒方選手は今月5日に再調整で登録を抹消され、一時は気落ちする場面もあっただが、彼は1軍の試合を映像で観察し、「もう一度ここで活躍するんだ」という気持ちを取り戻したという
15日に1軍に復帰した際、七回の打席で代打として登場
内野へのボテボテの当たりで全力疾走し、ヘッドスライディングで内野安打を記録し、山川穂高選手の満塁本塁打で生還した
苦難を乗り越えた自信
緒方選手はヘッドスライディングの際に左手の親指を負傷したが、「骨は折れていないので大丈夫」と試合を続けた小久保監督は、緒方選手の成長を評価し、「ロッテ3連戦での2勝は彼の活躍が大きい
立派な勇気を出して、より一層存在感を示した」と称賛した
緒方選手は、「自分は1試合ごとにやるしかない立場
どんどん攻めていく」と力強く述べた
彼の今後の活躍に期待がかかる
緒方選手の活躍は、彼の精神的な強さと素早い判断力に裏打ちされていることが分かります。再調整からの復帰後すぐに結果を出したことは、多くのスポーツ選手にとって励みとなります。このような姿勢が、彼自身だけでなくチーム全体の士気を高める要因にもなりそうです。
キーワード解説
- 俊足とは? 足が速いことを指し、特に野球などの競技においては走塁面で重要な要素とされる。
- 支配下登録とは? 育成選手から一軍でプレーするための正式な登録のこと。選手としてプロ契約を結ぶことを意味する。
- ヘッドスライディングとは? 走塁中に手を床に付けて地面に滑り込むことで、相手の捕球をかわしたり、ベースに触れたりする技術のこと。

