この日は、13試合ぶりのスタメン出場となり、プロ初のクリーンアップで「5番右翼」を任された
3回の打席で、1死一、二塁の場面で、右中間を破る2点適時三塁打を放ち、その実力を証明した
新庄監督の“勘ピューター”による起用が光り、また「4番の顔」の郡司選手からの助言も大きな力となった
矢沢選手は「自分の役割を果たさなければならない」と意気込みを語り、この日、存在感を発揮した
チームはこの勝利で貯金を「22」とし、首位のソフトバンクと3ゲーム差をキープした
スタメンに戻った矢沢選手の心境
試合前、矢沢選手は「5番の顔」で打席を待つ姿勢を強調した3回の打席、レイエス選手が振りに行く中、矢沢選手は「頼むからアウトになってくれ」と心の中で願い、結果的に自分の打席へとつながった
2ボールから3球目を147キロの直球で捉え、会心の打球は右中間を破る2点適時三塁打となった
彼は「自信を持って打席に入った」と振り返り、郡司選手からの助言を実践することで結果を出した
新庄監督による打順変更の背景も興味深い
もともとは7番でのスタートだったが、タクシーの中で「矢沢くん、4番にしない?」というアイデアが浮かび、その結果として5番へと上がった
矢沢選手は「いつも出ている選手がいない中での試合で、負けては意味がない」とプレッシャーを感じつつも、スタメンでの活躍ができたことに自信を深めた
これからは、19日からの6連戦に向けて、矢沢選手の「5番の顔」の躍動がチームに刺激を与えることが期待される
日本ハムの矢沢選手がプロ初のクリーンアップとしての役割を果たし、存在感を示した試合は、チームにとって大きな意味を持つものだった。新庄監督の起用法や先輩からの助言など、試合の舞台裏も興味深く、矢沢選手がどのように成長していくのか注目される。
キーワード解説
- クリーンアップとは?プロ野球におけるクリーンアップは、通常打順の3、4、5番を担う選手たちを指し、特に得点をあげる役割が求められる重要なポジションです。
- 適時三塁打とは?試合中、得点に繋がるような打撃で三塁まで進むことを求められる打撃を指し、いわゆる「得点機」を狙った打撃プレーです。

