西武・隅田、二桁勝利には届かずも成長に期待の声

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西武ライオンズの投手、隅田知一郎が8月17日に行われたオリックス戦で先発として登板したものの、自身初となる二桁勝利には届かず、苦しい結果となった

試合開始から打線が好調で5回までに6点のリードを得たが、隅田はその後、5回裏に満塁ホームランを浴び、さらに6回には2ランホームランを許すなど、結果的に6回を89球で投げ終え、9安打6失点という内容でマウンドを後にした

西武は強力な打撃陣を誇るが、隅田の登板時においてもその力を引き出すための安定した投球が求められていた

隅田自身は、「黙っていても通過する投手だと思うので、自分のペースを取り戻したい」と前向きなコメントを残す

試合を振り返り、元プロ野球選手の岩本勉氏は『プロ野球ニュース2025』にて隅田について言及した

彼は、個人の成績としての二桁勝利を意識するあまり、プレッシャーから急いでしまったことが投球に影響を及ぼしたと指摘

具体的には、ストライクを取ることに焦点を当てすぎて、打者に良い球を投げてしまい痛打を許したと解説した

また、岩本氏は「時折、魔物がやってくる」と表現、急いで投球しようとするときに現れる精神的な焦りが、コントロールを乱す要因となることを説いた

そして、「自分を客観視する時間を作ることが、投球に大きな差をもたらす」と助言を行った

これに対し隅田は、「まだ成長過程にある」とし、さらなる技術向上を誓った

隅田の投球には期待が寄せられる一方で、プレッシャーによる焦りが影響を及ぼしたという分析がされています。ストライクを意識しすぎると、打者にとって投げやすい球を提供してしまうため、精神的なコントロールが重要です。今後の彼の成長を温かく見守りたいです。
キーワード解説

  • 二桁勝利とは?:プロ野球において、投手がシーズン中に10勝を挙げることを指します。これは一般的に投手の実力を示す重要な基準の一つとされています。
  • 満塁ホームランとは?:塁上に走者が3人いる状態で打たれるホームランのことです。この一打で4点が入るため、試合の流れを大きく変える可能性があります。
  • アウトの取り急ぎとは?:投手が早くアウトを取ろうとして焦ることを指し、適切なプレーができなくなる場合があります。

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