藤浪晋太郎投手、3年ぶりのNPB一軍登板で変化の兆し見せる
2025年8月17日、横浜DeNAベイスターズの藤浪晋太郎投手(31)が、3年ぶりに日本プロ野球(NPB)の一軍マウンドに立ちましたこの試合はイースタン・リーグの巨人戦(8月6日)で見せた4回5失点、7四死球という成績からの復調が期待されていました
藤浪投手はこの試合で5回を投げて1失点、1四球という結果を残し、勝敗こそつかなかったものの、明らかな改善が見られました
試合後、藤浪は「(日本独自の応援が)久しぶりの感じがしたので、楽しいと思いながら投げました」と語り、メジャーリーグやマイナーリーグとは異なる日本での試合を楽しんだ様子を見せました
しかし、対戦相手である中日ドラゴンズのスターティングオーダーに対しては、少し緊張感が漂いました
中日チームは前日のスタメンから6人の右打者を外し、先発投手の松葉貴大とともに9人全てを左打者で固める“藤浪対策”を施していました
藤浪は阪神タイガース時代から制球難に苦しみ、特に右打者への頭部に抜けるボールが目立つため、中日側もこの対策を取ったと考えられます
2019年のオープン戦でも中日が同様のオーダーを組んだことで要注意人物として扱われている藤浪に、中日打撃統括コーチの松中信彦は「大事な時期にけがをされたら困る」とコメントしました
藤浪はこのオーダーについて「勝手に嫌がってくれる分には、好きなだけ嫌がってください」と意欲的な発言を行い、「左打者が並ぶことで球種の使い方が変わるなとは思ったが、それくらいだ」と自信を見せました
周囲の声は讃否分かれており、藤浪が挑発的な発言をする一方で、彼に過去の実績から不安を感じる声も少なくありませんでした
藤浪晋太郎投手のNPB一軍復帰は、ファンだけでなく、プロ野球界にも大きな影響を与える存在感を感じさせます。彼の過去を知る人々は、彼の投球に対する不安を抱きつつも、彼自身は挑発的な姿勢を崩さず、何らかの改善を見せている様子は興味深いです。中日ドラゴンズの対策も、藤浪への信頼が背景にあると言えるでしょう。
キーワード解説
- 藤浪晋太郎とは?元阪神タイガースのプロ野球選手で、制球難に苦しみながらも才能を持つ投手。
- NPBとは?日本プロ野球機構の略称で、日本におけるプロ野球のリーグ戦を運営する機関。
- 制球難とは?ピッチャーがボールを狙った場所に投げられない状態のことを指し、特に重要なスキルである。
- 左打者とは?打席に立った時に左側からバッティングを行う選手のこと。藤浪の場合、特に左打者対策が重要とされている。

