中日ドラゴンズの金丸夢斗投手、プロ初勝利を挙げる

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プロ野球・中日ドラゴンズの金丸夢斗投手(22)が、デビューから10試合目にして待望のプロ初勝利を達成した

試合は8月7日に愛知県・バンテリンドームナゴヤで行われた阪神タイガース戦で、金丸選手はプロ入り以来の苦労を乗り越えた結果となった

初勝利の瞬間

お立ち台に上がった金丸投手は、初登板以降毎試合応援に駆けつけてくれた両親に感謝の気持ちを伝え、「なかなかいい姿を見せられず悔しかったけれど、10度目の正直で勝つことができた

この晴れ姿を見せられてよかった」と喜びを語った

期待を背負ってのデビュー

兵庫県出身の金丸投手は、関西大学時代に日本代表「侍ジャパン」のトップチームに招集された経験がある

昨年のドラフト会議では4球団から1位指名を受け、多くの注目を浴びていた

しかし、初勝利までは予想以上に厳しい道のりが続いた

苦しい初年度

腰を痛めた影響で春季キャンプは二軍スタートとなり、初めは投球練習にも制約があった

5月5日の横浜DeNAベイスターズ戦で一軍デビューを果たすも、6回2失点にもかかわらず打線の援護が得られず敗戦投手となった

その後も良い投球を見せるも援護に恵まれず、苦しい試合が続いた

チームメートの励まし
そんな中で、「いい球を投げているから絶対にいつか勝てる」とのチームメートの言葉が金丸投手を支えた

彼は「1年目からいい経験ができている」と前向きに考え、努力を続けたことが、8月7日の阪神戦での初勝利につながった

試合内容とその後

阪神戦では序盤の3失点にも動じず、自らの持ち味である力強い直球とキレのあるスプリットで相手打線に果敢に立ち向かった

援護や好守備にも支えられ、116球を投げて8回を無事に投げきり、ついにウィニングボールを手にした

金丸投手は、「どこまで勝てないんだろうと思っていた

まずはホッとした」と安堵の表情を浮かべた

井上一樹監督のコメント

金丸選手をドラフトで指名した井上一樹監督は、「ようやくこの日を迎えられた

ここまで勝てなかったことに責任を感じていたが、彼の頑張りのおかげ」と、金丸選手の成長を心から喜んだ

プロ初勝利を果たした金丸投手は、「今後またこういう苦しい時期もあると思うが、この経験を生かしたい」と未来に向けて意気込んでいる

将来的にはチームのエースとして、さらには日本を代表する投手へと成長していくことが期待されている

金丸投手の初勝利は、彼の努力の証であり、周囲の支えが大きかったことも感じられます。今後も成長し続け、さらに輝かしい瞬間を迎えることを期待したいです。
キーワード解説

  • ウィニングボールとは?:試合で勝利した際に選手が手にするゲームボールのことを指し、特に記念の意味が強い。
  • スプリットとは?:ピッチャーが投げる変化球の一種で、ボールが急に落ちる特長がある。打者にとっては打ちにくい球。

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