菅野智之、レッドソックス戦でボークが響き敗北するも安定感は回復

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菅野智之、先発登板もボークが響きレッドソックスに敗北

米大リーグで活躍するオリオールズの菅野智之投手(35)が、19日(日本時間20日)にボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックス戦に先発しました

この試合は、菅野にとって11勝目をかけた重要なマウンドとなりましたが、3回に先制を許す苦しい展開となりました

試合中、オリオールズは捕手のラッチマンが右脇腹痛により出場を回避したため、急遽A・ジャクソンがスタメンマスクを被るというアクシデントが発生しました

それにもかかわらず、初回で菅野は冷静さを保ち、ヤンキースでプレーする日本人選手、吉田正尚外野手(32)とのメジャー初対決を迎えました

菅野は最後に88.1マイル(約141.8キロ)のスプリットで吉田を空振り三振に仕留めました

2回には先頭打者を出したものの、ジャクソンが二盗を阻止し、ピンチを乗り越えました

しかし、0-0の3回にまたもや先頭打者を出塁させた後、守備のミスによるボークが先制点を生む原因となりました

この場面で菅野は両手を広げて戸惑った表情を見せました

前回登板となった14日のマリナーズ戦では6回途中3安打1失点という好投で、日本人ルーキーとしては史上10人目となる10勝目を挙げました

36歳シーズンの新人10勝は最年長の記録です

菅野は、「あくまで通過点ですが、素直にうれしい」と語っており、8月はここまで3試合で2勝0敗、防御率2.60と安定したパフォーマンスを見せています

この試合では吉田との日本人対決も注目を集めました

公式戦での対戦は7年ぶりで、巨人時代の2018年6月の交流戦以来の対決でした

菅野は、「吉田君には近めの直球を簡単にはじき返された」と振り返り、両者の対戦が今後の試合結果にどのように影響するかも気になるところです

菅野智之投手がレッドソックス戦でボークの影響を受けながらも、冷静に対応していた様子が印象的でした。特に、日本人選手との対戦を果たし、彼との交流も見られた点が、今後のチーム内での連携や成長に繋がる可能性があると感じました。これからの試合では、より一層のパフォーマンス向上が期待されます。
キーワード解説

  • スプリットとは? スプリットは野球における投球の一種で、投球者がボールを握る際に、親指と中指の間にボールをスプリット(分ける)することで、ストレート系のボールに見せかけつつ、急激に落ちる特性を持っています。
  • ボークとは? ボークはピッチャーがしなければならない投球のルールに違反したときに与えられる反則で、走者がいた場合には自動的に進塁を許します。
  • 防御率とは? 防御率は投手が与えた得点の少なさを示す指標で、計算式は「自責点×9÷投球回数」で表され、数値が低いほど良い成績を意味します。

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