西武、ソフトバンク戦で逆転勝利を逃し3連敗に苦しむ

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 期待の代打、村田怜音選手がソフトバンク・上沢投手を崩せず、西武が20日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で4-5と惜敗した

この結果により、西武は3連敗を喫し、今季借金は最大の9に達したことで自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した

試合の流れについて

 試合は序盤から苦戦を強いられた西武

しかし、4回に4番のタイラー・ネビン選手が同点の13号2ランを放ち、一時は逆転に成功した

ネビン選手は、「打ったのはカットボールで、強い打球を意識して打席に入った」とコメントしている

失点の連鎖

 ところが、逆転直後の4回裏、先発の松本航選手が牧原に同点の2号ソロを浴びてしまい、再び試合は振り出しに戻った

西武バッテリーは得点直後の失点を回避しようと努めていたが、連覇を目指すソフトバンクの「圧力」は極めて高かった

勝ち越しのチャンスを逃す

 2-2で迎えた7回には、相手先発投手の上沢が2四球を与え、一死満塁の絶好のチャンスを迎えた

しかし、西武打線はこの機会を生かせず、炭谷捕手が空振り三振に倒れ、続く村田選手も見逃し三振となり、好機を逃してしまった

試合の終息
 結局、7回裏にソフトバンクの中村選手に勝ち越しの適時二塁打、さらに野村選手に12号2ランを被弾し、試合はソフトバンクのペースとなった

西武は9回にJ・D・デービス選手が3号2ランを放ち1点差に迫るも、結果的には「焼け石に水」となった

 この試合は、点差以上に西武とソフトバンクの間に存在する力量と意識の違いを浮き彫りにする結果となった

この試合を通じて、西武は逆転勝利の可能性を持ちながらも、そのチャンスを生かせず、試合の流れを引き寄せられなかった。得点した後の守備の重要性を再認識させられる試合であり、西武の今後の課題が明確になったと言える。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?:プロ野球のポストシーズンを戦うためのトーナメントで、上位チームがプレーオフ形式で対戦する。
  • カットボールとは?:ピッチャーが投げる球種の一つで、速球に近いスピードで横方向に動く球を指し、打者にとっては打ちにくい球となる。

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