田中将大選手、日米通算200勝に向けた一歩を踏み出す

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◇ヤクルト―巨人(21日・神宮球場)偉業達成に向けて弾みがつく快投だった

巨人の田中将大選手が、史上4人目となる日米通算200勝まで残り2勝としている中、ヤクルト戦で5回1失点と素晴らしい成績を収めた

田中選手は、走者を背負った場面でも強気に攻める投球が功を奏した

この日の球速は145キロ前後だったが、直球にはヤクルト打線を押し込むだけの十分な威力があった

試合が動いたのは二回だ

1死から二塁打を浴びてピンチを招いたものの、ヤクルトの主力打者である山田哲人をわずか2球で追い込み、最後は146キロの直球をアウトローに決めて3球三振を奪った

続く岩田幸宏もカウント2–2から内角高めの直球で内野フライに仕留め、危機を脱した

田中選手は過去2試合で、走者を背負った場面での制球が乱れ失点することが目立ったため、「勝つのは難しいが、勝ちに導く投球をしなくてはならない」と反省の言葉を述べていた

しかし、この試合では、相手の反撃の芽をしっかり摘み、試合の主導権を渡さなかった

ただし、四回には一発を浴びてしまったものの、5回まで投じた81球のうち被安打は3、さらに四死球は一つも与えなかった

田中選手は「失点をしても最少失点で、と思いながら投げた」と語った

勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りる際には充実感が漂っており、長い時間をかけてつかんだ確かな手応えを感じていた

【牧野大輔】田中将大選手の快投は、日米通算200勝に向けての大きな一歩です。特に、走者を背負った際の強気な投球は、彼が直面してきた課題を克服する姿勢を表しています。次回の登板にも期待が高まります。
キーワード解説

  • 日米通算200勝とは?: 日米通算200勝は、日本とアメリカでのプロ野球で勝利を積み重ね、合わせて200勝を達成することを意味します。この偉業を成し遂げることで、選手の名声が一段と高まります。
  • 直球とは?: 直球は、ピッチャーが投げる球種の一つで、最も基本的なボールです。速さを重視した球で、打者を直接攻める攻撃的な投球になります。
  • 制球とは?: 制球は、ピッチャーが自分の投げたボールの位置をコントロールする能力を意味します。制球が良ければ、狙った場所にボールを投げることができ、打者を抑える確率が高まります。

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