藤浪は大リーグのシアトル・マリナーズ傘下の3Aから自由契約となり、2023年7月16日にDeNAに入団しました
8月17日にはバンテリンドームで行われた中日戦で、日本球界復帰後の初先発を果たしました
この試合では、制球に難がある藤浪の先発に対抗するため、中日は「藤浪対策」として先発メンバーすべてを左打者で固める作戦を採用しました
藤浪は5回を投げ、20人の打者に対して5安打、5奪三振、1四球、1失点（自責1）という成績を記録しました
勝利投手の権利を持ったまま降板しましたが、6回に同点に追いつかれ、今シーズンの初勝利はならなかったものの、試合は4-4で延長戦に突入
最終的にデナが12回に犠牲フライを放ち、5-4で勝利しました
試合後、中日の井上一樹監督（54）はすべて左打者を起用した意図について「オレもケガ人は出したくないし、ベストオーダーで臨めない」と語りました
高木氏は、中日がとった「藤浪対策」について、「すごい」と評価し、藤浪の「荒れ球」を恐れて左打者に固められたことを称賛しました
「相手がビビッて右打者を使えない
これはすごい武器」と強調しました
高木氏は更に、次の登板に期待感を寄せ、「藤浪は『怖がるのならどうぞ』といったコメントを出しており、彼の荒れ球は大きな武器になっている」と述べました
しかし、藤浪は中日戦から4日後の21日に出場選手登録を抹消されました
三浦大輔監督（51）はこの抹消について「故障ではなくローテーションの関係」と説明しています
藤浪投手がスタメンを左打者に固められた中日戦での先発試合は、彼の存在感を際立たせました。他チームが藤浪に対する恐れを抱いていることが分かり、高木氏が「彼の荒れ球は武器になる」と語ったのも納得です。次の登板で藤浪がどんな投球を見せるのか期待されます。
キーワード解説
- 荒れ球とは？：ピッチャーが投げるボールの軌道が予測しづらいことを指します。制球が困難なため、打者にとっては恐怖の要素になり得ます。
- ローテーションとは？：先発ピッチャーの起用順番を決めることです。各投手が一定の間隔で試合に出ることで、チームのピッチングスタッフを効率的に運用します。
