新庄剛志監督が高卒ルーキーを起用した理由とは?日本ハムの首位攻防戦における大胆な決断

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◇パ・リーグ 日本ハム8―3ソフトバンク(2025年8月23日 エスコンF) 日本ハムは、首位攻防戦の重要な一戦で高卒ルーキーの柴田獅子投手(19)を起用した

この抜擢は新庄剛志監督(53)が導いたもので、2連勝後の試合に臨むチームにおいて彼が持つ特別な意義があった

新庄監督は試合後、柴田投手の起用について次のように説明した

「これは僕と小久保監督が運命のドラフト会議で柴田くんの人生を決めた瞬間であり、私が引き当てた選手なのだ」と語り、昨年のドラフト会議における2球団の入札により彼の運命が変わったことを強調した

この発言は、新庄監督が柴田投手に対する期待を抱いていることを示している

柴田投手の起用は大胆な選択であったが、新庄監督は内心緊張していたことも認めた

「心臓がちょっと6センチぐらい飛び出てた」と告白しつつも、「柴田くんなら大丈夫」という信頼を寄せていたとも明かした

3イニング目には満塁のピンチを迎え交代を告げた際、マウンドまでいき、柴田の頭を“ポンポン”と軽くたたいたことも逸話となっている

試合は日本ハムが8―3でソフトバンクに勝利

柴田投手は最後に連打を浴びたが、それすらも「プラスになる経験」として称賛され、「頭のいい子なんで」と新庄監督は彼を褒めたたえた

新庄監督が高卒ルーキーを大胆に起用したことが、チームにどのような影響を与えるのか注目される。若手選手にチャンスを与えることは、選手の成長を促すだけでなく、チーム全体の士気を高める効果もあるだろう。柴田投手の経験が、今後の日本ハムにどのように活かされるのか期待が高まる。
キーワード解説

  • 高卒ルーキーとは?高校を卒業したばかりの選手のことで、プロ野球で最も若い部類に入る選手を指します。
  • ドラフト会議とは?プロ野球の各球団が、アマチュア選手を指名して契約するための制度です。選手の運命を大きく左右します。
  • 満塁とは?野球で、塁上にすべての選手がいる状態を指し、非常に得点しやすい状況を意味します。

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