阪神・嶋村麟士朗選手が飛躍の兆し、打力と守備に注目

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阪神タイガースの2軍選手育成企画「飛び出せ大物」の第9回目として、育成ドラフト2位で入団した嶋村麟士朗捕手(22歳、四国IL高知出身)が取り上げられています

彼は春季キャンプ中にケガをして入団に出遅れましたが、4月に復帰し、その後は守備と打撃の両面で存在感を示しています

ウエスタン・リーグでは47試合に出場し、打率0.254、1本塁打、16打点を記録

今後の成長が期待される若手選手の成長過程について迫ります

注目を集める嶋村選手の成長

周囲からは「りん!」と呼ばれる愛嬌たっぷりの嶋村選手は、グラウンドにおいてもウエスタン・リーグで早くもファンの支持を受けています

彼は昨年、四国IL高知で打率0.350をマークし、打たれるイメージが強かった捕手として期待されて入団しました

2月にキャンプでの故障によって出遅れたものの、復帰後は出場機会を増やしています

プロ初本塁打の瞬間

6月7日のソフトバンク戦では、左腕の木村大から147キロの直球を捉えてプロ初本塁打を記録

嶋村選手は「左ピッチャーからあんなにきれいに運べることがなかったので、成長しているのかなと感じました」と語り、自信を深めています

守備技術の向上と実践の重要性
守備面でもビーズリー選手とのバッテリーで先発マスクを任されるようになっており、練習ではスローイングやブロッキングといった技術の向上に努めています

「とにかく試合に出て経験しないと分からない」との理由から実戦を重視しており、試合後には自らのプレーを振り返る作業も欠かしません

同期の活躍から刺激を受ける嶋村選手

また、同じく育成ドラフトから入団した同期選手たちの活躍も刺激になっているようです

ドラフト1位の伊原選手や3位の木下選手、育成1位の工藤選手、3位の早川選手全員が1軍デビューを果たし、「(バッテリーを)組んで勝てたらめちゃくちゃうれしいと思います」と期待を寄せています

今後の課題と目指す目標

1年目に支配下選手登録を勝ち取ることはできませんでしたが、嶋村選手は「とにかく練習からアピールするしかない」と前向きな姿勢で取り組んでいます

近い将来、1軍デビューを果たすために元気いっぱいで練習に励む彼の今後に注目です

嶋村麟士朗
2003年7月13日生まれ、22歳

高知県出身

177センチ、90キロ

右投げ左打ち

捕手として高知商業、四国IL高知を経て、2024年度ドラフト育成2位で阪神に入団

初出場は2025年4月19日のウエスタン・リーグ・広島戦

嶋村麟士朗選手は、高打率を持っている期待の捕手です。彼は守備や打撃で存在感を示しながら、仲間の活躍にも刺激を受け、着実に成長しています。今後の1軍デビューが楽しみです。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?選手を育成するために特別に指名される制度であり、通常のドラフトでは契約が難しい選手を対象にしています。
  • ウエスタン・リーグとは?日本のプロ野球において、2軍のリーグで、選手が試合を行い、実戦経験を積む場です。
  • スローイングとは?捕手が投手にボールを素早く投げ返す技術を指し、捕手にとって重要な技術の一つです。
  • ブロッキングとは?捕手が投球を受け取る際にボールが暴れてもそれを防ぐために身体を使ってブロックする技術です。

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