ヤクルト北村、崖っぷちからの適時打でチームを救う

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中日対ヤクルトの試合が26日、バンテリンドームで行われ、ヤクルトの若手選手、北村恵吾内野手(24)が重要な役割を果たしました

試合は中日が0対2でリードしている状況で迎えた6回表、ヤクルトは1死一、三塁のチャンスを迎えます

カウント1-2という追い込まれた状態で、北村は中日のマラーが投じた132キロのチェンジアップを左前に打ち返し、適時打を放ちました

北村は試合後、「チャンスをいただいたので死に物狂いで打ちました

最近、代打であまり打てていなかったので、チャンスをものにしようという気持ちだけでした」と語り、その強い意志を示しました

この試合では北村は「6番二塁」としてスタメン出場

前日にはチームの中心選手である山田選手が下半身の張りを理由に出場選手登録を抹消されており、その大きな穴を埋める責任感を背負っていました

「自分の力を最大限に出すことが大事だと思っています」と語り、プレッシャーの中でも自身の役割を強く意識していました

試合の流れの中で、北村は4回にも1死一、三塁の場面で中犠飛を打ち、チームの全2得点を導きました

岐阜・大垣市出身ということもあり、試合を観戦に訪れていた家族の前での活躍となりました

昨季は1軍出場がなく、今季も開幕からファームで過ごしていた北村でしたが、8月3日の阪神戦で昇格し、代打で1号3ランを放つなど7試合で3本塁打を記録し、昇格後のアピールに成功しました

しかし、8月16日以降の広島戦からは8試合連続無安打が続き、崖っぷちの状態でした

それでもこの試合では再び結果を出し、負ければ自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅する危機にあったチームを救う活躍を見せました

今回の試合で北村選手が見せたプレーは緊張感の中での成果であり、若手選手にとっても重要な経験となったでしょう。クライマックスシリーズ進出の可能性がかかるプレッシャーの中で、タイムリーを放ったことはチームにとっても大きな意味を持ちます。やはり、重要な場面でのヒットは選手の自信にもつながると思います。
キーワード解説

  • 適時打とは?:試合中、ランナーが得点できるようなタイミングでヒットを打つことを指します。この打撃によってチームが得点を獲得できるため、非常に重要な役割を果たします。
  • 代打とは?:試合中に、先発選手の代わりに打席に立つ選手のことを指します。通常は途中から投入されるため、特に重要な場面での結果が求められることが多いです。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?:日本のプロ野球において、レギュラーシーズンの上位チームが対戦する playoff のことです。ここで勝ち上がったチームが日本シリーズへの出場権を得ます。

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