西武、延長戦の末に日本ハムと引き分け 投手陣が好投を見せるも打線の奮闘不足が響く
◆パ・リーグ 西武２―２日本ハム＝延長１２回＝（２６日・ベルーナＤ） 西武ライオンズは、壮絶な延長戦を繰り広げたものの、最終的には日本ハムファイターズと2-2で引き分けに終わったこの試合は、両チーム合わせて8人の投手が登板し、4時間を超える死闘となった
西武はシーズンの序盤から打撃不振に苦しんでおり、今回も先発投手・達を前に6回までわずか2安打に終わった
特に、打線には今季新たに加入した外国人選手、ネビン（4番・一塁）、デービス（6番・三塁）、セデーニョ（8番・DH）が含まれていたが、なかなか力を発揮できずにいた
しかし、試合の流れが変わったのは7回だった
西武は無死満塁のチャンスを作り、この試合で1軍に再昇格したセデーニョがフォークボールを捉えて、左翼線への2点適時打を放ち同点に追いつくことに成功した
先発投手の渡辺勇太朗は、初回に清宮から中前適時打を浴び先制点を許したものの、その後も耐える投球を見せた
彼は3回に石井に4号ソロを被弾し、5回で9奪三振、5安打、3四球で降板
その後、黒木、中村祐、甲斐野、平良、山田、ウィンゲンター、糸川の7投手が無失点投球を続け、チームとしての守りの強さを証明した
試合は最終的に12回まで持ち込まれたが、両チームとも決定打が出ず、引き分けという結果となった
西武はこの試合の結果を受けて、打線の奮起が今後の鍵であることを痛感することとなった
今回の試合は、西武が引き分けに終わる結果となったが、投手陣の頑張りには目を見張るものがある。特に、交代した7投手が無失点を維持したことは素晴らしい。ただ、打線の活躍がもっと求められるのが現状で、次の試合に向けて打撃の改善が課題となるだろう。
キーワード解説
- 延長戦とは？：試合が規定のイニング数を終えた後も勝敗が決まらない場合に行われる追加のイニング。
- 適時打とは？：チャンスの場面で安打を放ち、得点を挙げることができるヒット。
- 先発投手とは？：試合の最初にマウンドに上がるピッチャーのこと。
- フォークボールとは？：投球時に指でボールを押さえ、直球と変化させて落ちるボール。
