この勝利は、オリックスにとって今シーズン１０度目のサヨナラ勝ちとなり、球団史上最多タイの記録となった
試合は４時間３４分に及ぶ接戦で、５－５の同点のまま延長戦に突入
１２回の表に２死一、二塁の場面で太田選手がプロ初のサヨナラ打を実現
さらに、１０回にはドラフト１位の麦谷選手が右越えにプロ初のホームランとなる同点ソロを放つなど、若手選手の活躍が光った
今回の試合では、オリックスが今季初のブルペンデーを採用
ドラフト６位の片山選手を初先発に送り出し、チーム全体で１０投手が投げるという新たな試みを行った
岸田監督は試合後、「本当に全員野球で最後まで、みんなしっかりと戦ってくれた」とその戦いぶりを称賛した
特に、サヨナラ打を放った太田選手には「期待しかなかったけど、よかったですね」と評価
さらに、ビハインドを救った麦谷選手には「明るいですよね
はつらつとやっている
いろんなことを経験して、のびのびと大きい選手になってほしい」とさらなる活躍に期待を寄せた
また、投手コーチ時代から指導してきた入山選手は、育成出身にもかかわらずプロ初勝利を挙げたことが評価され、監督から「学生時代から頑張ってきた成果が見られた」とする言葉もあった
岸田監督は「明日もしんどい試合になると思うけど、また全員で戦っていく
一戦一戦、大事にやっていきたい」と引き締めた
試合後、太田選手は「自分で試合を決めた感があって、めちゃくちゃうれしい」と語り、麦谷選手は「勝利に貢献したいと思っていた
サイコーです！」、入山選手は「とてもうれしいです
今思えば毎日頑張ってきたので、そんなに（初勝利までは）長いと思わなかった」と、それぞれの思いを口にした
今回の試合は、オリックスが延長戦にも関わらずチーム全体でつながり、一丸となって勝利を収めた点が特に印象的でした。特に若手選手が見せた活躍は、今後のチームの未来を担う存在として期待が高まります。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは、試合の最終回に相手チームの得点を上回って勝利することです。サヨナラ勝ちが生まれる瞬間は、特に感動的です。
- ブルペンデーとは、通常の先発投手に代わって複数のリリーフ投手が役割を果たす試合日のことを指します。これにより、投手陣を効果的に使い分ける戦略が可能となります。
- 育成選手とは、プロ野球のチームが特に期待する選手を育てるために契約する、まだ明確な実績がない若手選手のことです。育成選手から引き上げられる選手は特にドラマチックです。
