楽天岸がキャリア通算170勝に到達、ライバル中田の引退に感慨を示す

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◇パ・リーグ 楽天10―3ソフトバンク(2025年8月26日 弘前) 本州最北端の青森・弘前で、楽天の岸がキャリア通算170勝に到達した

これにより岸は、NPB(日本プロ野球)現役選手の中で通算勝利数が2位となる

試合では6回を投げて散発の3安打1失点の好投を見せ、試合後には「応援してくださるファンや野手、キャッチャーのみんなに感謝したい」と笑顔を浮かべた

試合は、岸が3回に味方のミスを絡ませて先制点を許したものの、安定した投球で試合の流れを引き寄せた

普段は140キロ台前半の直球が、この日は5回のところで「155キロ」という表示が出たことに驚きつつも、自信を持って投げたという

首位のソフトバンクを相手にして、岸は強力打線を抑え込み、試合の主導権を握った

40歳となるプロ19年目の岸は、この試合が400試合目の先発出場であった

試合後、岸は「一発で流れを変えられる人との対戦は不安でもあり楽しいものだ

特に中田との対戦はその一例だ」と語った

中田は今季限りでの引退を表明しているが、岸は彼との118度の対戦で被本塁打は1本しかなかったと振り返る

実際の被打率は.143だったことに驚きつつも、「中田に打たれることがあれば、打線も活気づくため凄く慎重に投げていた」と当時の心境を明かした

「若いころからずっと戦ってきたから、寂しさがある

しかし、彼が決めたことだし仕方がない

もう一度戦いたかった」と、ライバルの引退に複雑な感情を抱く岸

今シーズンは昨季まで3年連続で4位だった楽天だが、今年こそは10月に盛り上がる戦いを期待している

岸選手が通算170勝に達したことは、彼の投手としてのキャリアの集大成とも言えるでしょう。特に対中田選手の過去の対戦が好成績であったことから、ライバル意識やつながりが強かったことが分かります。競争が激しいプロ野球の中で、彼が達成した記録は非常に大きな意味を持ちます。
キーワード解説

  • NPBとは?日本プロ野球の略称で、プロの野球リーグのことを指します。
  • 勝利とは?野球において、チームが試合に勝つことを意味し、ピッチャーの成績でも重要な指標です。
  • 被本塁打とは?ピッチャーが打たれた本塁打の数で、投手の防御力を示す指標として一般的に使われます。

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