中日・草加勝がプロ入り最長の7イニングを投げて好投 公式戦での成長を見せる

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◇27日 ウエスタン・リーグ 中日―阪神(バンテリンドームナゴヤ) 中日・草加勝投手が先発し、公式戦ではプロ入り最長となる7イニングを投げ、5安打2四球1失点の好投を披露した

球数はプロ入り最多となる103球だった

初回は2死三塁から、阪神・渡辺選手に右前適時打を浴びて先制点を許したが、その後は粘り強い投球を見せ、5回には四球と単打で無死一、二塁のピンチを迎えるも、後続を打ち取るなど危機管理を徹底した

さらに6回には2死二塁から井坪選手を遊ゴロに仕留めるなど、安定したピッチングを続けた

草加投手は、昨年のドラフト1位で入団後、右側側副靱帯(じんたい)再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けた

これは肘の靭帯を修復する手術で、多くの選手がこの手術を経験し、復帰後に成功を収めている

草加選手は、今年4月に実戦初登板を果たし、ウエスタン・リーグではこの日が9試合目の登板となる

また、今月19日には東海地区大学野球連盟選抜との練習試合でも7イニングを投げるなど、着実に回復している様子を見せた

公式戦での最長イニングはこれまで5イニングだったが、今回7イニングを投げたことにより、今後の期待感が一層高まった

草加選手の今回の投球は、まさに成長を感じさせるものだ。特に、初回に先制点を奪われた後も、冷静さを保ちながらピンチを乗り越えた姿が印象的である。若い選手がこうした経験を積んでいくことは、チーム全体の強化にも繋がるだろう。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?
  • ウエスタン・リーグとは?

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