ヤクルト・松本健吾、進化するリリーフピッチャーの実力

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(セ・リーグ、中日-ヤクルト、19回戦、28日、バンテリンD)ヤクルトの26歳右腕、松本健吾選手がリリーフとして着実に存在感を示しています

6月21日に出場選手登録されて以来、松本選手は救援として14試合に登板し、失点は1試合のみという驚異的な成績を残しています

彼の防御率は0.92で、今シーズンのリリーフ投手の中でも際立った数字を記録しています

進化を支える二つの要素

松本投手の好調の背景には、彼の投球フォームの変更とフォークボールの改善の二つの進化があります

1. 投球フォームの変更

松本選手は昨季終了後、自身の投球フォームを改良しました

彼は「ボールが指にしっかりかかっている感覚がなかった」と自身の課題を語り、フォームを試行錯誤の末に見直しました

具体的には、投球時の右腕を少し下げることで「真っすぐの質が上がった」と語ります

このフォーム変更によって、彼は投球のバランスを改善し、体にやっとなじませることができたと述べています

2. フォークボールの改良

フォークボールに関しても、松本投手は大きな進化を遂げました

ファームでの調整中、伊藤投手コーディネーターから「落ち幅ではなく、バッターの反応が大事」とのアドバイスを受け、握りを改善しました

これにより「変化量は大きいが、バッターの反応が良くなかった」という課題も克服したとのこと

現在のフォークボールは、従来より落ち幅は狭いものの、自身の真っすぐとのコンビネーションが相まって空振りを取れるようになったと語っています

結果を出す松本選手

松本選手は「自分の形が見つかり、結果も出ている」と話し、自信を持ってブルペンでの役割を果たしています

今後も、彼の成長と活躍が期待されます

松本健吾選手の活躍は、新たな投球フォームと進化したフォークボールのおかげであることがわかりました。彼の成長は、ヤクルトにとって貴重な戦力となるでしょう。特に、リリーフとしての役割をしっかり果たせていることは、チーム全体にとっても大きなプラスです。
キーワード解説

  • リリーフとは?:リリーフとは、試合中に先発ピッチャーが降板した後、試合を続行するために登板するピッチャーのことを指します。リリーフピッチャーは、特に終盤の重要な局面で登場することが多いです。
  • 防御率とは?:防御率とは、ピッチャーの成績を表す指標で、投球回数あたりに与えた自責点の数を示します。数字が低いほど優れた成績とされ、通常は低ければ低いほど良いとされます。

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