この試合では、先発投手の仲地が3回に北村恵選手の頭部に投球を当てたため、危険球による退場処分が下されました
ここから登板した吉田投手は、2死満塁という厳しい場面を迎えましたが、冷静に対応
対戦相手の7番バッター・西川選手に対しては3ボールのピンチに追い込まれたものの、「1点はOKという気持ちだった」と語り、自信を持った球を投げ続けました
吉田投手は、2球続けてチェンジアップ（次の打席に投げる球の種類で、速度や回転数を変えて打者を惑わせる投球）で相手を追い込み、最終的にはその同じ球で中飛に仕留めることに成功しました
この後も4回と5回は無失点の好投を続けました
しかし、6回の先頭バッター・オスナ選手に対しては、5球目のチェンジアップを完璧に捉えられ、同点となる10号ソロホームランを献上してしまいます
「甘いボールではなかったけど、カウント負けをしていた」と振り返る吉田投手
プロ初勝利のチャンスには恵まれなかったものの、3イニング1／3を投げ、1失点という成績でチームの勝利に貢献しました
今回の試合での吉田聖弥投手の活躍は、チームにとって非常に重要な瞬間でした。特に、ピンチに冷静に対応できたことは、今後の彼の成長を期待させるもので、投手としての成熟度を感じさせました。ルーキーながらも、その投球技術と精神力は目を見張るものがあります。
キーワード解説
- チェンジアップとは？投球の一種で、打者の予測を裏切るために、ボールの速度や回転を変える技術です。
- 危険球とは？投球が打者の頭部や体に当たることを想定し、特に危険な場合には試合から退場させられることがあります。
