前半戦において突出した成績を収めていた西武の渡部聖弥外野手(22)は、開幕からクリーンアップに位置し、7月上旬まで打率3割をキープしていた
しかし、その後のオールスターゲーム以降は相手チームに研究され、現在は打率2割4分7厘、8本塁打、29打点と結果が伸び悩んでいる
この状況とは対照的に、ロッテの西川史礁外野手(22)が成長を見せている
彼は6月中旬まで打率1割3分8厘と苦境に立たされていたが、同月後半の7試合では驚異の打率5割3分8厘(26打数14安打)を記録し、急速に成績を回復させている
7月と8月も月間打率3割以上を記録している現在、47試合に出場し打率2割9分2厘、1本塁打、25打点をマークしている
西川がこのまま規定打席に到達し、首位打者争いに名を連ねることになれば、その影響は計り知れない
また、すでに規定打席に到達している楽天の宗山塁内野手(22)や、ロッテの寺地隆成捕手(20)も目を引く記録を残している
宗山は97試合で打率2割6分3厘、3本塁打、24打点、4盗塁を記録
寺地は91試合出場で同じ打率の2割6分3厘をマークし、5本塁打、29打点を叩き出している
投手陣にも新人王候補が存在する
西武の山田陽翔投手(21)は、38試合に登板し2勝2敗1セーブ、13ホールド、防御率1.40という素晴らしい数字を残しており、開幕から15試合連続無失点を記録している
また、日本ハムの達考太投手(21)も素晴らしい成績を残し、このままの成績が続けば新人王争いを加熱させる要因になるだろう
ペナントレースが残り30試合前後に入った今、ロッテの西川が急上昇中であり、混戦模様の新人王レースの結果は「最後をどう終わらせるか」により変動する可能性が高い
今回の新人王争いは興味深い局面を迎えています。西武の渡部選手が前半戦で見せた圧倒的な成績と、後半に入りロッテの西川選手が追い上げてきた姿が対照的です。選手たちの成長や適応力が今後の展開を左右するでしょう。
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