近本光司がFA権獲得、プロ野球界の注目を集める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月19日にフリーエージェント(FA)権を取得した阪神タイガースの近本光司外野手(30)

今シーズン、彼はリードオフマンとして、リーグ優勝に向けて貢献し続けている

しかしオフには、彼が「時の人」となる可能性が高まっている

昨オフの契約更改の際、阪神は近本のFA権獲得を見越して複数年契約を提示したが、近本は「1年で勝負したい」として、推定3億7000万円の単年契約にサインした

この決断が今オフの権利行使に繋がるのではないかと噂されている

1年目に盗塁王を獲得

兵庫県淡路島出身の近本は、県立社(やしろ)高から関西学院大学を経て、2018年のドラフト1位で阪神タイガースに入団した

プロ生活に慣れるために選手寮『虎風荘』に入寮することが一般的だが、近本は既婚者であるため入寮を免除されたという特例がある

周囲からは心配の声もあったが、彼は1年目からスタメンに定着し、新人としては史上2人目の盗塁王を獲得した

野球の実力だけではない市場価値

今年6月には球団日本人史上最速で1000本安打を達成し、入団7年目で通算1070本という素晴らしい成績を残している

近本に対する注目は高まる一方で、セ・リーグの2位に位置する読売ジャイアンツが今オフ獲得に向けて動いていると報じられている

同球団は得点力不足の問題を抱えており、「打てる野手」を求めている

また、市場価値は5年総額25億円と推定されており、巨人側はこれに近い金額を提示する意向も見せている

近本の市場価値は、単なる選手としての実力だけではなく、彼のビジネスセンスや社会貢献活動にも関連している

彼は大阪ガス在籍中に法人住宅営業部での勤務経験があり、将来の重役候補とも言われるほど優秀な人物である

また、昨年には全国の離島の子供たちへ向けたスポーツ振興事業を立ち上げるなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいる

こうした背景から、巨人では近本を将来的に指導者や編成トップとして迎え入れたい意向があるとも伝えられている

近本光司選手の活躍は、野球界だけでなく社会全体にも影響を与えている。彼のビジネス経験や社会貢献への情熱は、選手としての価値を高めるだけでなく、球団にとっても重要なアセットとなる。巨人の動きが彼の将来に与える影響や、プロ野球界の動向に今後も注目したい。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?プロスポーツ選手が契約満了後、他のチームと自由に契約できる権利のことです。
  • 盗塁王とは?シーズン中に最も多く盗塁を成功させた選手に与えられるタイトルです。
  • 市場価値とは?選手がどれだけの金額で他チームに移籍する可能性があるかを示す指標です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。