西武・渡部聖弥、復帰後の課題克服に挑む

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西武ライオンズに所属する渡部聖弥外野手が、プロ野球2024年シーズンでの復帰後に直面している課題について報告する

2024年のドラフト2位で西武に入団した渡部は、開幕当初からスタメンに名を連ね、44年ぶりとなる新人による5試合連続マルチ安打を達成するなど、期待を寄せられていた

しかし、5月中旬には左足首を負傷し、約1か月にわたって戦線を離脱

その後、6月27日に復帰したものの、これ以降の打率は0.185に留まっている

渡部選手のバッティング分析

これから渡部選手のバッティングスタイルを詳しく見ていく

渡部は、スライダーやカーブなどの曲がる系の変化球に対しては、打率0.283を記録している

一方で、直球に対しては長打率が高く、特にストレートに対しては4本の本塁打を放つなど、強力なパンチ力を見せている

しかし、フォークやチェンジアップといった落ちる変化球に対しては低迷しており、打率はリーグ平均を下回り、長打率も平凡な数字にとどまる

落ちる変化球への対応

渡部選手は落ちる系の変化球に対して特に弱く、彼の打球傾向からもそれが明らかである

彼のゴロ打球の割合は60%を超え、これはリーグ平均よりも高い数字となっている

一般的にゴロ打球は安打(特に長打)になりにくいため、渡部は落ちる変化球へのアプローチの見直しが必要とされる

対戦相手の対応

渡部選手が復帰した後、対戦相手は彼の弱点をしっかりと見極めてきている

特に、日本ハムの達孝太投手との対戦がその良い例である

初対戦ではストレートやスライダーが中心だったものの、復帰後の試合では、フォークなど苦手な変化球が多投され、結果として9打数無安打3三振という成績に終わった

これは対戦の激しさを示している

今後の展望
渡部選手の今後において重要なのは、芯で捉えたときの強烈な打球をいかに増やすかである

フライやライナーの打撃成績は優れた数字をマークしており、特に長打率はリーグ平均を上回っている

したがって、相手バッテリーの対策を乗り越えて再び持ち味を発揮することが必須となる

シーズン終盤を迎える中で、渡部選手は新人王候補としての道も残されている

受賞すれば、パ・リーグの大卒1年目野手として56年ぶりの快挙となる

これからの試合が渡部にとって復調へのカギとなるだろう

渡部聖弥選手は、復帰後に直面した課題を克服しようと奮闘しています。特に、落ちる変化球に対する対応が求められており、相手チームもその弱点を突いてきています。彼の才能が再び発揮されることに期待がかかります。
キーワード解説

  • プロ野球とは?:プロ野球は日本における職業野球リーグで、全国各地にあるプロ野球チームが競い合っています。
  • 新人王とは?:新人王はその年のプロ野球において最も優れた新人選手に贈られる称号です。
  • フォークとは?:フォークはバッターの打席で、ボールが急に落ちるように投げる変化球の一種です。
  • 長打率とは?:長打率は、選手が打った長打(二塁打以上)の割合を示す指標で、パフォーマンスの重要な指標です。
  • 打率とは?:打率は選手のヒット数を打席数で割ったものを示し、バッターの成功率を表す指標になります。

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