西武、オリックス戦で逆境に直面 – 自力CS進出消滅の窮状

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 令和5年8月31日、パシフィック・リーグ5位の埼玉西武ライオンズは、同3位のオリックス・バファローズとの戦いに1―7で敗れ、連敗を重ねた

この結果、残り27試合でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性はさらに薄くなり、自力での進出が消滅した

試合の展開と打撃の課題

 この試合では、オリックスが8安打で7得点を挙げる一方で、西武は9安打を放ちながらも、わずか1得点にとどまった

その決定的な差は、6回の攻撃にあらわれた

 オリックスはブルペンデーと位置づけ、4番手の才木をマウンドに上げた

西武はこの回、打順が1から始まる好機を迎え、平沼、山村、外崎が的確に打って無死満塁のチャンスを作り上げた

しかし、続く4番のネビンは、ストレート3球で追い込まれ、最後はボールゾーンのフォークに空振り三振を喫する

続くセデーニョ、渡部聖も期待に応えられず、チャンスがしぼんでしまった

得点圏打率の低迷

 試合後、西武の西口文也監督は「満塁で4番、5番が三振で倒れたところが痛かった」と指摘した

西武の得点圏打率はリーグワーストの2割3分1厘で、満塁時の打率も同5位の2割4分5厘にまで落ち込んでいる

これは、選手たちにとって心理的な負荷を与え、チャンスを生かせない要因となっている

負のスパイラルからの脱却が必要

 西武は12球団でも得点数が最も少ない305得点(平均2.6点)に沈む貧打線となっており、チームに特効薬は見つかっていない

この現状を打破するためには、選手たちがポジティブな思考を持ち続けることが不可欠である

西武ライオンズの現在の状況は、非常に厳しいものと言えます。連敗によって自力でのクライマックスシリーズ進出が消え、選手たちは心理的な負担を感じていることでしょう。この時期に打撃面の改善が求められるものの、試合でのチャンスを生かせないことがストレスをもたらしているようです。これからの試合でチームがどのように克服していくのか、注目です。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは? - プロ野球のシーズン終了後に行われるトーナメント形式のプレーオフのことです。これに進出するチームは、レギュラーシーズンの成績により決まります。
  • 得点圏打率とは? - 得点圏打率は、ランナーが得点を狙える位置(2塁または3塁にいる時)の打率を指します。この数字が低いと、チャンスを生かせていないことを意味します。
  • ブルペンデーとは? - ピッチャーが先発ではなく、リリーフ投手を多く使用する試合スタイルのことです。この戦略は、特定の選手を温存したり、強力なリリーフ陣を活かしたりする目的があります。

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