この受賞は、7月2日に行われた巨人戦の際に見せた“神の手ホームイン”という走塁プレーが評価された結果である
受賞の裏にある激走
森下は授賞式で、「走塁にはこだわりを持って取り組んでいるので、打撃以外のところで受賞できたのはうれしい」と語り、走塁技術への情熱を表現した7月2日の試合で、両チームが無得点の中、8回に大山悠輔内野手の打球が遊撃手によってイレギュラーバウンドし、二塁走者であった森下はその隙を突いてホームインした
際どいタイミングであったが、甲斐拓也捕手のタッチを避けながら右手でホームをタッチするという見事なプレーであった
判断力と瞬時の反応
「ショートが打球をはじいたのは見えたので、あとは三塁コーチの判断回していたので思い切っていくだけでした」と振り返った森下
彼は、チームメートの大山が必死に打った一打に報いるために全力で走った
最後は捕手との“頭脳戦”となり、甲斐がミットを良い位置に置いていたため、「よけようとしたら(ホームベースに)届かなくて…
最後は諦めずにいった結果
鬼ごっこみたいな感じになってましたね(笑)」と心境を語った
審判判定も影響
巨人ベンチがリクエストを行ったため、審判の判定を待つこととなった森下は、「あの場面は一生懸命だったので、正直こっちも分からなくて
1点勝負だったので、待った結果セーフになったのはうれしかった」と語り、忘れられないプレーとなった
ファンの声
ABCテレビ公式YouTubeの「虎バンチャンネル」では、毎月「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を実施し、掛布氏がノミネートしたプレーからファンによる投票で受賞者が決まる森下のプレーは280票を獲得し、才木浩人投手の無四球完封勝利や、高橋遥人投手の317日ぶりの勝利よりも多くの支持を受けた
今回の森下選手の受賞は、ただの打撃成績以上に、選手の多様な技術やプレースタイルが評価される良い例です。走塁の巧妙さが試合の勝敗を分けることが証明され、ファンにとっても素晴らしい瞬間となりました。
キーワード解説
- DIDアワードとは?
- 走塁とは?
- イレギュラーバウンドとは?
- リクエストとは?
- タイミングとは?

