全員が午前9時50分にグラウンドへ集合し、約1時間半にわたってアップやキャッチボールなどを行い、汗を流しました
この日のトレーニングには、ドラフト1位の伊原陵人投手(24歳、NTT西日本)とドラフト2位の今朝丸裕喜投手(18歳、報徳学園)が初めてキャッチボールを行いました
特別なボールでトレーニング
キャッチボールの際、伊原選手は特にこだわりのボールを使用しており、その理由について「そのボールを投げとけば、力を入れずに腕が走る」と話しましたこのボールは、アメリカのトレーニング施設「ドライブラインベースボール」で使われている特殊なもので、通常の硬球の約2倍の重さを持つ300グラムのボールです
通常の硬球の重さは141.7〜148.8グラムであるため、伊原選手はこの重さを使って腕の動きの確認やリリースポイントの感覚を鍛えています
新人合同自主トレへ向けた準備
この日、二つの球が行き来していた理由は、伊原選手がより重たいボールを投げ、今朝丸選手が通常の硬球で練習していたためです伊原選手は、今朝丸選手が投げた球を受けて「やっぱりすごい
社会人でも負けない」と称賛の言葉を送っています
将来に向けた心構え
8日から始まる新人合同自主トレに向けて、伊原選手はペースを維持しつつ計画的に準備を進める意向を示しています「アピールは大事になると思うんですけど、飛ばしすぎてもいけない
春季キャンプに向けては、徐々に状態を上げていくつもりです」と話すとともに、社会人時代とプロでの違いを理解し、シーズンを完走する体作りの重要性を強調しました
体作りと進化の計画
伊原選手は、「継続する部分と新しく取り入れる部分を融合させていけばいい」と、これからのトレーニングに期待を寄せていますこの日はポール間ダッシュや40メートルダッシュといった走り込みを行い、自信を持ったトレーニングができた様子です
今回の阪神タイガースの新人選手たちの動きは、今後のシーズンに向けた期待感を高めます。特に異なるボールを使ったトレーニングは、伊原選手の独自のアプローチとして注目に値します。彼らの成長が楽しみです。
キーワード解説
- 新人自主トレとは?: プロ野球の新入団選手がチームに合流し、基礎的な技術や体力を向上させるための自主的なトレーニングを行うことを指します。

