この試合で25歳の新人投手、下川隼佑(しもかわ・しゅんすけ)がプロ初勝利を挙げた
下川投手にとっては、6月1日の横浜DeNAベイスターズ戦以来、2度目の先発登板であり、本拠地での初登板となった
下川投手は、5回を投げ8安打3失点という成績を残し、チームの勝利に貢献した
試合後、下川は「苦しい場面もありましたが、勝ち越されなくて良かったです」と振り返り、冷静な心情を表現した
この試合では、2回、3回、5回と一時的にピンチを迎える場面があったが、要所を抑え、致命傷となる失点を防ぐことに成功した
特に注目すべきは、3回に押し出し四球を与えた後、チームの主砲である村上から「テンポ良くいきましょう」との声をかけられたこと
このアドバイスで気合を入れ直し、試合を通して持ち堪えた
下川投手の活躍は、5回までに計12安打を放った打線からの6得点という援護も大きな要因といえる
下川は昨年の育成ドラフトで3位指名を受けて入団し、最速137キロの速球と多彩な変化球で評価を高めてきた
5月に支配下選手契約を勝ち取ったあとは、さらなる成長を見せている
プロ初安打も記録した4回の右中間二塁打は、両親が見守る中で行われたもので、ウイニングボールを手に「これからも頑張ります」と初々しいコメントを残した
下川隼佑プロフィール
| 氏名 | 下川隼佑(しもかわ・しゅんすけ) |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年3月22日 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 身長・体重 | 176センチ、88キロ |
| 投打 | 右投げ右打ち |
| 経歴 | 中学時代は内野手→湘南工大付で投手転向→神奈川工大(リーグ戦登板)→BC新潟(22年からプレー)→ヤクルト(育成ドラフト3位) |
キーワード解説
- プロ初勝利とは? プロ野球選手として初めて試合で勝利を収めることを指します。特に新人選手にとっては、キャリアの中で重要な節目となる出来事です。
- 支配下選手契約とは? 野球チームに所属し、特定の契約条件のもとでプレーする選手のことです。育成選手から支配下選手に昇格することは、選手の成長を意味します。
- ピンチとは? 野球において、得点を防ぐために困難な状況を指します。失点の危機が高まった状況で、特にプレッシャーのかかる瞬間を表現します。

