中日、完封負けで連勝ストップ DeNAの先発藤浪対策は実らず

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◆JERAセ・リーグ DeNA2―0中日(31日・横浜スタジアム) 横浜スタジアムで開催されたこの試合で、中日は今季21度目となる完封負けを喫した

DeNAの先発投手、藤浪晋太郎(ふじなみしんたろう)を意識した中日のスタメンには、左打者が8人並んだが、得点に結びつく一打を欠いた

好機を逃した中日

試合は、0―1で迎えた4回、中日が岡林がチーム初安打となる内野安打で出塁し、続いて上林の死球で1死一、二塁とチャンスを広げた

しかし、後続が倒れ、得点には繋がらなかった

さらに、0―2の8回にも1死二塁のチャンスを迎えたが、ボスラーと代打の細川がともに空振り三振に倒れ、得点源を自ら絶たれる形となった

試合中、DeNAの投手陣を相手に毎回得点圏に走者を置いたものの、あと一打が出なかった

井上監督の振り返り

試合後、中日の井上監督は“対藤浪打線”について言及し、「左を並べたことに悔いはない

樋口、大島、板山も出した中で、零封(れいふう:点を一つも取られないこと)という形になったけど、チャンスは作った

1本出せなかったことが敗因」と試合を振り返った

藤浪対策の変化

前回対戦となった17日には、1~9番に全て左打者を並べたが、この日はロドリゲスを右打者として先発起用した

井上監督はその意図について、「別にロドリゲスだけに特別なボールがいったわけでもないが、24試合残る中で、『右を出せるか』という意識があったわけではなく、左を並べた方が良いという判断をした」と語った

チームの連勝が止まる
この試合の敗北により、中日の連勝は4でストップした

勝利すれば順位が上昇する大事な一戦を落としたことが、チームにとって痛手となった

この試合では、中日が強打の先発藤浪に対し、多くの得点機会を作るも、最後まで得点を上げられなかったことが問題でした。鏡のように相手の強さを感じた試合ではありましたが、今後の戦略が問われる局面にもなりそうです。
キーワード解説

  • 完封負けとは?:試合で一方のチームが相手チームに一点も得点を許さないことを指します。
  • 左打者とは?:バッターが左手でバットを持って打席に立つ選手のことです。一般的に左打者は左腕投手に有利とされています。
  • 得点圏とは?:得点が入りやすい状況を指し、通常は得点を狙える位置に走者がいる状態を言います。
  • 零封とは?:相手チームに一点も得点を与えないことを意味します。

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