泉口友汰選手が連続安打を伸ばす中で見せた成長と悔しさ

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◆JERA セ・リーグ 阪神5―4巨人(31日・甲子園) 巨人にとっての“天敵”とされる泉口友汰内野手(26)が、両軍の計24安打が飛び交う乱打戦の中で、試合の序盤にチームの初安打をマークした

泉口は、2試合連続で2番打者としての起用を受けており、初回1死の第1打席でファーストピッチから巨人先発・才木から投じられた153キロの速球を鋭いライナーで打ち返し、これで12試合連続安打を記録した

この記録は、従来の自己最長であった「8試合」を大きく更新するもので、彼のコンディションとパフォーマンスの向上を示すものだ

泉口はさらに8回の打席でも、多くの打者が苦しんでいる巨人のエース・石井から外角の133キロシンカーをヒットにした

前日までの彼の成績は11打数1安打であったが、この日もマルチヒットを達成した

これにより、彼の月間安打数は34本に達し、リーグトップの成績となっているものの、試合の最後には悔しい思いを抱えた

9回、1点差の場面で2死満塁となり、打席を迎えた泉口は二ゴロに倒れ、チームの勝利に結びつけることができなかった

泉口選手は、今シーズンを通じて開幕から2軍にいたが、再びレギュラーとしての地位を取り戻している

これまでの経験を通じ、「自分が打てていたら、チームが勝てたと感じるようになった」という彼の自覚は、彼自身を成長させている

現在打率は2割9分3厘で順位はリーグのトップ打者小園(広島)に次ぎ2位、出塁率は3割5分7厘で大山や中野に続く3位を記録している

シーズンでの規定打席に達しており、タイトル獲得の可能性も現実味を帯びてきた

「数字は最後についてくる

今はチームへの貢献だけを考えてプレーしている」と語る泉口は、無欲の心でシーズンのラストスパートに挑む

泉口友汰選手の活躍は、彼自身が成長する過程を如実に示しています。特に、自分の打撃だけでなくチーム全体の勝利を意識するようになったという点は、プロ選手として重要な視点の変化です。今後の彼のさらなる成長にも期待がかかります。
キーワード解説

  • 連続安打とは?:連続安打とは、選手が試合の中で連続してヒットを打つことを指します。特に注目されるのは、その安打数や試合数が記録的なものである場合です。
  • 二ゴロとは?:二ゴロは、野球においてバッターが打ったボールが二塁手や一塁手のところに打たれ、アウトが取られることを指します。このプレーは内野の守備にとって一般的なアウトの一つです。
  • 出塁率とは?:出塁率は、選手が出塁(塁に出ること)した回数を、打数の合計と四球や死球なども含めた合計で割った数値です。出塁率が高い選手は、チームに多くの得点機会をもたらすことが期待されます。

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